2009年9月

スダチと雨と停電 (9月30日・水)


スダチの追加注文が入った。50kg。1個25gとすると2,000個前後か。収穫の季節は最終盤。慌てて獲らせてもらったのだが昨日は途中から雨で撤退。今朝再び行ったら途中からやっぱり雨。カッパを取りに帰り私一人で合計3時間ほど。数は集まったが。

それにしても雨の収穫は辛い。カッパを着ると暑いしメガネが曇る。特にスダチは木の下に潜り込んで上を見ながら獲ったりするのだがメガネに溜まる雨粒などでよく見えない。木は傾斜地にあり足下も滑りやすくなる。スダチを入れたカゴをひっくり返したら大変だから神経も使う。

軍手も雨をたっぷり含む。それでもスダチの棘は容赦なく手の甲は赤い斑点がいくつもできる。もしかしたら棘ではなくダニに食われたのかも知れないが。夜は梱包。その前に雨で濡れたスダチを1個ずつ拭いて選り分けて。55kgを4個口に梱包するまで妻と2人で3時間強。やれやれ。

さて今日は上勝で初めての停電を経験した。14時前。ちょうど新しいHDDへのバックアップ中で参ったがPCはじめ電子機器は無事だった。UPS(無停電電源装置)を入れるほどではないと思っていたが少なくとも雨の日のPCでの作業には注意しておこう。

1TBのバックアップ用HDD (9月29日・火)


ヨドバシでエアコンを買ってポイントが3万円分もあったので新しい外付ハードディスクドライブ(HDD)を買った。1TBで14,800円。バッファロー製のヨドバシブランド。2007年2月に買ったRAID対応1TBのNAS(ネットワークHDD)は8万8,000円だったような気がするが。

新しいHDDは私のPCのバックアップ用に使う。実は既に320GBのHDDをバックアップ用に使っていたのだが容量がいっぱいになった。PCのHD容量は500GB。そんなにファイルは入れていないがWindows VistaのCompleteバックアップの上に差分バックアップが取れなくなった。

新しいHDDはアクセスがないときはスリープになるから週に1回程度のバックアップ用に最適だ。一方で妻が今使っているバックアップ用HDDは古い120GB。そろそろ壊れてもおかしくないし容量的にも万全を期しておこうと思い私の320GBは新たに妻のバックアップ用に使う。

そんなわけでCompleteバックアップを仕掛けたのだが一旦は「致命的な失敗が発生しました」。前のHDDでの設定をそのまま使ったのが悪かったのかHDDを接続してからPCを再起動させずに始めたのが悪かったのか。改めてやり直したら正常に終了。やれやれ。

勝浦の歯医者 (9月28日・月)


左下の歯に数日来違和感があったが合唱練習に行った日曜午後に痛みが大きくなった。また疲れだろうと自己診断したが夜になっても痛みが引かず。徳島に住んでいれば日中にも会っていた指揮者のS神歯科に行くところだが上勝からは遠いため勝浦の歯科を紹介してもらった。

その勝浦のO歯科の先生はS神と同じ勉強会に参加している同年代らしい。妻も治療したいと言うので一緒に。私は歯周病ということで消毒をされて薬をもらってきた。昨年8月に鳴門のO歯科に駆け込んで東京でも通い12月まで治療していたのに。またも。不摂生なのが悪い。

さて勝浦のO歯科だが3台ほどある診察台それぞれにテレビがあり診察台に頭を付けると埋め込まれたスピーカーから音声が聞こえる。今まで行った歯科の中で最も設備が豪華に見える。先生も私と同年代であって信頼できる。本当は何でも話せるS神歯科に行きたいのだが。

ところでJ社のF社長が徳大歯学部に入学したとき勝浦に歯医者はなく町民はF氏に大きな期待を寄せたという話を私が入社した21年前によく聞いた。でも調べてみたら現在は勝浦に歯科医が3軒。徳島の歯科は既に10年前に飽和しているらしいが勝浦も例外ではないということか。

探しものは何ですか? (9月27日・日)


棚田での稲作作業に私は必ずタンクに水を入れて持って行っていた。キャンプ用に買った10Lぐらいが入る透明タンク。蛇腹状になっていて使わないときは平たくしておける。昨年の淡路島キャンプ前に買って手を洗ったりするときに重宝していた。

今回の稲刈りでも持って行こうとしたのだが何故かない。とりあえず諦めて稲刈りに行ったが帰宅してからも気になって探した。でもない。このタンクは先日の日和佐キャンプにも持っては行った。でも車から出すことなく車中に置いたままだった。

キャンプ中に何度か車を開けたとき前座席の後ろスペースに収まっているのを見た記憶がある。だから絶対に家にあるはず。キャンプ用品を入れてある事務所の浴槽を3度確認して全ての収納物を一旦出してもみた。車の中は5度は探した。でもない。

井上陽水の「夢の中へ」が頭の中でグルグル回る。見ているのに見えていないのではないかと自分の頭を疑い注意深く部屋を見るがやっぱりない。もしかしたら撤収のとき慌てて荷物の上に置いて滑り落ちて車から出たのだろうか。今はそう推測して諦めかけているところだが。

棚田の稲刈り (9月26日・土)


棚田の稲刈り。9:30までに事務所に集合して2台に分乗し10:00頃到着。農家のTさんに教えてもらい左手で株の根本を持ってノコギリ状の刃の鎌を引けばザクッと刈れる。3〜4株ほど片手で持てるだけを1束として3束ごとに積んでおいて次は根本付近を藁でくくる。

稲刈りはずんずん刈れて大人8人がかりであっさり終わったが結束がやや難儀。藁での縛り方を教えてもらったがあまりに単純で縛れたかどうか不安を持ちつつ。最後に稲を干すハデを立てて稲束を掛けていく。8人がかりでこれもすぐに終わった。

みんなの感想はずんずん作業が進んで楽しかったらしい。もしかしたら収穫を喜ぶ遺伝子レベルの感情があるのかも知れない。中には棚田との関わりの終わりになるので寂しいと言う人も。休憩小屋でお弁当を食べ午後から別の田の脱穀作業を見せてもらった。

事務所に引き上げ子どもたちが拾ってきた栗を茹でて少し食べて。農家のTさんには本当にお世話になった。作業の後は毎回冷たいジュースをいただきいつも生き返った気分になったものだ。一部には来年も稲作りをしたいという意見もあるがさて。

農作業の装備 (9月25日・金)


何ごともやってみないと分からない。先日来草刈りをやっていて肌の露出は避けた方がいいことが分かってきた。8月にやっていたとき草刈り機で切った何かが飛んできて右手甲に当たった。しばらく経っても痛いから見てみたら手の甲から血が出て地面に滴り落ちていた。

先日は草に隠れていた鉄パイプに草刈り機を当ててしまいチップソーの刃が折れて左腿に当たった。痛かったが血は出ず帰って見たら赤く腫れていただけだった。厚手のジーンズを穿いていたから良かった。とは言え顔は無防備。メガネがあるから目は大丈夫だろうと思っているが。

スダチの収穫では枝の棘に刺されてばかり。もちろん長袖シャツで作業をしているが袖と軍手の間の隙間に棘が刺さる。虫にも刺されるし植物の何かで腫れることもある。さらにスダチを持った左手の軍手指先を右手のハサミでつい切り込んでしまい最後は指を切って血が出た。

そんな話をしていたら近所のNさんはスダチ収穫の際は革手袋を使うと言う。私はとりあえず軍手をして作業着の袖と軍手の間を埋めるリストバンドを買った。ついでにヘアバンドも。滴る汗が目に染みてメガネをいちいち外して汗を拭っていたがこれで大丈夫。暑さは我慢して安全重視。

『農業の基礎』と「月刊現代農業」 (9月24日・木)


上勝に来て地元の人の会話で分からなかったのが「マルチ」。農地をビニールなどで覆うことだと文脈から推測できたのは何度も会話を聞いてからだった。かように私には農業用語が分からない。ところが遊休地の草刈りなんかを始めたものだから農業に興味が出てきてしまった。

そこで何かの役に立つだろうと東京で買っておいた『農業の基礎』(農山漁村文化協会)。一度読みかけて挫折していたのだが今回のキャンプで読んだらすんなり頭に入った。個別の作物の育て方は飛ばして基礎の基礎の部分だけ。これから辞書のように使おうと思う。

さて上勝に来て地元の人の会話で『現代農業』という月刊誌があることを知った。興味を持って最初に買ったのが竹を特集した4月号。以来ときどき買うが積ん読状態だった。ところが最近買った10月号が堆肥特集で何となく読み始めたら特集ページを一気に読んでしまった。

そう言えば肥料の3大要素は窒素リン酸カリだと高校時代に習ったような気がすると思いながら興味を持って読んでいたら本の後半には特集の内容を否定するような記事が。現代の農業は思想が乱立した実験場のようだ。何が正しいのか正直言ってさっぱり分からない。

シルバーウィークの渋滞と鬼ヶ岩屋温泉 (9月23日・水・祝)


先週土曜から今日23日まで秋の大型5連休。人々は帰省したり旅行したりと大移動だったようだが徳島にいた私も実感した。キャンプ場の車を見ると兵庫や大阪をはじめ横浜や習志野ナンバーなどがあり県南に向かう国道55号線も今までに見たことがないような交通量だった。

2日目の16時過ぎに牟岐町にある鬼ヶ岩屋温泉に行こうと55号線を南下し始めたら前方の車列が止まっている。直前に救急車と対向したから事故だと判断して引き返した。でも薬王寺近くの千羽温泉は跡形もなく国民宿舎うみがめ荘は入浴客を受け入れておらず。

仕方がないと渋滞を覚悟で改めて鬼ヶ岩屋温泉に向かったら既に渋滞は解消。でも徳島に向かう車線は数kmに渡って渋滞したままだった。事故の発生はサンデードライバーが多くいたのではないかと推測。ともかく県南の国道は脇道がないから事故が起こるとすぐに渋滞する。

さて鬼ヶ岩屋温泉に行ったのは91年か92年以来。当時は埼玉から帰省したK元夫妻と1歳ぐらいの長男らと海部川に行った帰りに寄った。でも今回行ったら温泉名は小さく書かれていただけで事前に聞いてなかったら見落とすところだった。600円。私たちは滞在25分だけだったが。

キャンプ (9月22日・火・祝)


日曜からキャンプに行ってきた。J家とY家にT社長と私たち。大人7人と子ども2人。J家は19日から3泊。私たちは2泊。場所は美波町日和佐にあるウミガメの産卵で有名な大浜海岸の少し北側。ちなみに日和佐は来週月曜から始まるNHK朝の連続テレビ小説の舞台となる地である。

出発した日曜は地元の秋祭りで披露する劇の舞台を確認していて出発は12時半頃。阿南でラーメンを食べ15:10頃到着。予約制でスペースはロープで区切られテントサイト脇まで車で乗り入れられる。2泊の私たちがテント3張と多かったからか私たちのサイトは最も奥で一番広かった。

Y家のタープを組み立てテントの設営。だいぶ慣れて早くできた。夕方から飲み始め夜は焼肉。2日目は海岸に出て子どもたちと岸壁の石積みを上ったりして遊んだ。読書も。お昼は薬王寺近くでうどんを食べ午後は妻とバトミントン。夕方になり鬼ヶ岩屋温泉。

2晩目の23時頃から雨。夜中から朝にも断続的に雨。撤収中は止んでいたが濡れたテントのまま持ち帰り帰宅してから再度組み立てて乾かした。今回は2泊だが1日目が夕方から参加したから何だか物足りない。2泊なら早朝から行くか次は3泊しようと妻と話をしたところ。

草刈り機での作業 (9月19日・土)


スダチの収穫の次は再び草刈りなのである。先日Y氏が刈ってくれた列の右側から始め合計4列を刈った。背丈が2mを超える木のような雑草と格闘すること2時間と3時間と2時間で合計7時間。それでも半分。さらに刈り残しの地面近くももう一度やるとなると全体のやっと1/4か。

草刈り機を使い始めた初日は舞い上がる花粉のようなものやホコリと排気ガスのせいか30分で頭痛が始まったがすっかり慣れた。もう3時間作業をしても何ともない。最初は保護メガネを掛けたりもしたがすぐに曇るので使うのは止めた。

さて草刈り機を使っているとエンジンが突然止まるときがある。停止ボタンが腰に接触するからだと思っていたがそればかりでもなさそうで単純に負荷がエンジン出力を上回ることがある様子。なにせ横向きにも伸びた草と蔓がすぐにからまってしまうのだ。

最初はどうして私はこんなことをやる羽目になったのかと思うこともあったが慣れてくると結果が見えるから達成感がある。汗を大量にかいて仕事をした実感があって作業自体が楽しくなってきた。その先に私たちに何ができるのかは不明。だから今やれる草刈り自体を楽しもうと思う。

スダチの販売 (9月18日・金)


近所の農家さんの畑でスダチを獲らせてもらいお世話になっている東京の方々に先日送ったところある方が営業に動いてくれた。その方を通じて何と3カ所から「買いたい」と注文が来た。連休前。収穫の季節は終盤。慌てて妻と2人で再び畑で作業をさせてもらった。

スダチはおみやげ用に売られている一般的な数十個が入った箱が1kgらしい。ところが今回の注文は業務用。大量のスダチが必要で数時間の作業ではとても終わらない。結局3日かかって注文量を確保。とは言っても実のところ100kg強で農家さんにとっては微々たるものらしいが。

獲ったスダチは2カ所分を今日送り連休明けに発送するスダチはすぐ冷蔵できるよう部屋に広げている。目下約3,000個のスダチが自宅リビングを占領中。でもこれで生計が立つほどの売上はない。さらに販売するとなると傷や汚れのチェックは不可欠で2晩続きで約6,000個を検品。

そして分かったことは汚れや変色はあって当たり前ということだ。表面の黄色い点は他のスダチや葉と接していた痕に過ぎない。スダチに見た目の美しさを求めるのは間違いではないか。きれいな緑色の代償として何度も農薬や消毒液を掛けられた市販のスダチは使いたくなくなった。

妻の仕事 (9月17日・木)


妻が8月に上勝で会った東京から来た若い女子。その模様は 妻のブログに書かれていたが若い女子たちが妻の話をWEBの記事にまとめたらしい。キャリナビというサイト。9月15日の新着記事として掲載されている。ちなみにここにある妻の姓は仕事用に名乗っている旧姓。

妻がどんな仕事をしているのか説明が難しいのだが少しは分かってもらえるだろうか。今のところは文化人マネージメントが主業務だが元来の専門は広報・PR・宣伝である。特にファッションやコスメに食品など主に女性向けの商品やサービスが得意分野。

ファッションブランド「トリヰユキ」のPR担当だったときは芸能人や著名なスポーツ選手らが出演するファッションショーの企画から当日の運営はもちろんワイドショーへの露出の仕切までやっていたらしい。その後に転職した日本有数のPR代理店では名だたる企業のPRを担当。

一度フリーになり米国に留学した後に請われてPR会社の社長に就任。ところが商品PRに虚しさを感じて人物PRを始めたのが今の仕事である。私から見て妻はダイナミックな人生を送っている。と言っても妻の職歴はすっかり忘れた。自己紹介として私が一度まとめておこうと思う。

新内閣 (9月16日・水)


民主党を中心とする連立内閣が発足した。夜になってニュースで何度か鳩山新首相の記者会見の様子を見たが「失敗もあるだろう」という言葉を私は素直に受け取った。失敗に至るプロセスさえ見せてくれれば納得もできる。自民党政権ではプロセスが見えず不信感が募ったのだ。

ただし新しい国土交通相は信用できない。後に自殺した永田議員のガセネタメール事件で揺れた代表時代に口先だけで自賛コメントを言ったから。政治家は言葉が命だ。今後4年間は特に徳島3区選出の仁木議員の言動を注意深くウォッチしておこうと思う。

徳島選出と言えば官僚主権の有り様を変える担当なのだろうか1区選出の仙谷由人氏が大臣になった。私が初めて選挙に行った1993年に投票したのが仙谷氏だった。直後に日本新党などの連立内閣が誕生したから覚えている。調べてみたら当時は社会党員だったらしいが。

さて新内閣。私が期待するのは実質的な官僚主権政治から本当の民主主義政治への転換の一点のみ。できれば今後4年間は我が新しい政府を信じ続けたいと思う。政治システムを変えるのだからこの一点について性急な結果は求めない。

合唱と子どもたち (9月15日・火)


徳島男声合唱団「響」の演奏を半田中学校で全校生徒と保護者を前に行ったわけだが以前は穴吹小学校でのコンサートを10年に渡り行っていた。私も徳島を離れる前の3年ほど出演した。いつも1月の寒い日曜の朝で前日入りしてリハーサルを行い前夜は温泉に入るのだった。

今回の半田中学も当時の穴吹小学校も合唱指導に熱心な先生がいたのである。当時の穴吹小には我が団員のS氏がいた。本当は算数が専門でピアノが弾けないらしい。それなのに合唱指導の実績が認められて今は鳴門教育大附属小学校に音楽教師として引き抜かれている。

当時の穴吹小では我が「響」の演奏後に5年と6年の児童の半分が合唱部に入ったように聞いた。「徳島県の文化発展に寄与する」とする団の設立趣旨に沿う活動だと自賛していたが今回聞いたところによると進学した中学や高校で部がなく合唱を止める児童生徒が多いらしい。

受験に直接関係ない合唱が冷遇されるのは分からなくもない。私にしても10代の頃は義務感だけでやっていた。それでも合唱は特に運動が得意でない子や女の子にとって努力や達成感や連帯感や何より感性を体感できる教育の場として最適だと今は思う。現状は少し残念である。

作業着と禁酒 (9月14日・月)


午後から振込のため徳島へ。ついでに買い物も。まずは青山で長袖シャツをまとめ買い。朝夜はすっかり寒くなり半袖Tシャツでは部屋でも寒く。3,150円のタダ券があったので3枚990円の部屋着を4着。日焼けで990円になっていた売値5,990円のジャンパーなども買った。

ホームセンターにも寄って作業着も。上勝での生活の中で外での作業は真夏でも長袖を着る。日焼けや虫さされを防ぐため。こういう基本的なことを地元の方にいちいち教えてもらうのだが草刈りはゴム長靴が必須らしい。理由はマムシに噛まれるのを防ぐためだ。

ベルトも買った。お店で一番安かった298円。作業用にと日焼け品を正規の1/4の値段で買ったジーンズが少し大きくて。実のところ以前から持っているベルトがことごとく使えなかったのだ。どれほど太ったかということだ。ベルトの穴まで10cmも届かない。あぁ。

さて町ではビールも買ったが夫婦で飲むのを控えている。私は2晩目。妻は3晩目。寒くなったからだろう体調が少し悪くなった感じがあって。毎日1.5L以上飲んで宴会になると1人で4〜5Lも飲んでいては体調も悪くなるはずだと思い。

半田中学校演奏会 (9月13日・日)


半田中学での「響」演奏会。半田町は素麺で知られる徳島県西部の町。徳島市からは50kmぐらいある。幸い高速道路が近くを通っているから時間距離は意外に近い。上勝からは峠越えコースがないわけではないが素直に徳島市に下りて高速を使って行った。

6時8分出発。勝浦橋まで24.5kmに掛かった時間は過去2番目の早さ。80kmぐらいの道程を1時間半で行けた。集合時間の8時より早く着いたので妻が作ってくれていたおにぎりを駐車場で食べ8時前に集まった仲間たちと音楽室へ。

ここで練習2時間。今回は参加人数が少なく私が担当する2ndテナーは3人。うちS先生が何曲か指揮をするからそのときは2人。朝は声が出にくい上にピアノ伴奏に負けないように声を出したら2時間の練習で疲れてしまった。

本番は文化祭の一環なのか体育館に生徒と保護者も。アンコールを含めて全10曲。アンジェラアキ作曲「手紙」を中学生たちと一緒に歌ってがんばりすぎた。帰りは貞光で仲間とカレーを食べ川内。妻が遊びに行っていたK氏宅に合流。夕食も一緒に食べて22時前2台で帰宅。

宴会と劇と目 (9月12日・土)


金曜夜は遅い時間になって呼ばれて宴会に参加。妻も遅れて参加して25時頃に戻って二次会。そのうち何故か夫婦喧嘩になってしまいN氏とT氏を前に激論28時。つまり朝4時過ぎまでやりあって解散。妻との関係は一晩寝て復旧。原因は飲み過ぎ。

土曜は午後にスダチ6個口を発送した後ラーメンを食べに行き夕方から劇の台本修正。EXCELでセリフを書き込んだのだが正しく印刷されないのだ。内容も少し変えて印刷15部。そして夜は劇の練習で公民館へ。まだ読み合わせ段階だが役者さんも少し慣れてきた感じ。

さて明日は「響」演奏会が美馬郡つるぎ町の半田中学校である。その準備のため楽譜を演奏順にファイルに入れたり黒靴を用意したり。演奏曲は全9曲。いずれも音取り途中であって不安少々。上勝では合同運動会があるらしいのだが参加は難しそうだ。

ところで今日夕方になって妻から指摘されたのだが私の右目が変。黒目より内側だけの白目が真っ赤な血の色になっている。妻がネットで調べたところ飲み過ぎなどの場合でも起こるそうだが原因不明なことが多いとか。気持ち悪いが実害はない。しばらく様子見するつもり。

スダチ (9月11日・金)


徳島では食事にスダチが欠かせない。スダチのことを知らない人はいないと思うが小ぶりの柑橘類で果汁を絞って刺身や焼き魚や漬け物などにかけて食べる。ちなみに徳島県産が全国シェア98%という特産品で徳島県産のうち8割は上勝の隣にある神山町で生産されている。

鳴門の実家では夕食に1人で2個ぐらい使っているが東京時代はあまり使わなかった。東京では高級品なのだ。スーパーで1個50円もするスダチを買う気にはならない。帰省するたび買ってはいたがふんだんに使う感覚はなかった。

でも今は徳島にいる。我が上勝でもスダチは栽培されている。今夏の初スダチを伊島のK氏の実家で食べてやっぱりスダチは欠かせないと思っていたら8月下旬に近所のHさんが自家栽培のスダチを持ってきてくれた。ほとんどは東京のA社の仲間に送ったがスダチのある幸せを実感。

そしたら今度は収穫にお誘いいただき同行させてもらった。スダチの収穫は初体験。木の下に潜り込んだりしながら午後から2人で約3時間。ざっと数えて2,000個超。搾汁用で見た目は全てがきれいではないが無農薬無消毒の証拠でもある。今回は義母や妻の仕事先に送るつもり。

草刈りと鹿よけネット (9月10日・木)


妻が主導して地元で畑を借りようとしている。と言っても業としてではなく家庭菜園レベルだと思う。実のところ私自身は農業をやりたいわけではないのだが耕作放棄地の活用に少しでも役立てれば地元への小さな貢献にはなるだろうと意味を見い出しやってみることにした。

何を置いてもまずは草刈り。「ウドを切らないで」と言われたのだが私はウドが分からずY氏に相談したら現場を見てくれた上に草が多くてウドが見つけられないからと草刈りまでやってくれた。Y氏の優しさにはいつも参る。2人が2時間強で全体の1/5ほどか。先は長い。

それにしても草刈り。私の今までの価値観によると幹が茶色で直径が2cmもあれば木なのである。ところが今日やった草刈りで刈った草は直径が2cm以上の茶色の幹で背丈は2mを超え枝も1m四方のものばかり。育てている木だと思っていたら全て雑草だった。雑草恐るべし。

さて水曜はY氏が畑に鹿よけネットを掛けるというので手伝った。漁業用の網も含め二重に仕掛け完璧な防御に見えるがそれでも畑に来るのだろうか。鹿との頭脳戦に横から参戦した私。畑をやるなら明日は我が身。鹿との戦いの経過は追って。

新ダイワ工業の草刈り機 (9月8日・火)


隣町の農機具店で草刈り機を買ってきた。Y氏の忠告を受けて新ダイワ工業で最も軽い21.1ccモデル。ループハンドルの固定レバー。乾燥重量3.5kg。これに刈刃と燃料を入れれば1kg以上重くなると思う。刈刃1枚とグリスをおまけに付けてくれて38,000円。5Lガソリン携行缶も買った。

草刈り機に標準添付の刈刃はチップソー。これは直径230mmの円の周辺に合金が埋め込まれた36個の小さな刃が付いてるタイプ。耐久性は高いがダメになれば取り替える。おまけでくれた金属刃は8個の刃が付いているタイプ。これは包丁と同じで切れなくなれば自分で研ぐ。

始動するには小さなポンプを押してキャブレターにガソリンを送り込んでチョークを引いてからスターターのロープを引っ張る。チョークを戻してロープを引けば容易に始動する。要はセルのないバイクや発発(発動発電機)と同じ。一通り説明を受けたが原理は簡単である。

ただし今は技術が進んでいて力一杯引かなくてもエンジンがかかる。エンジン(ここは内燃機関と呼びたい)製品を使うのは原付2台と中型バイク2台と車4台に次ぐ9台目。2スト単気筒21.1ccは最も単純な内燃機関であって何だか楽しい。10台目はトラクターだったりして・・・。

上勝町のブログ (9月7日・月)


上勝のブログを読んでいて情報を得ることがよくある。体調を悪くしていたらしいM氏が回復したことなどは徳島県上勝町的気分上々↑↑生活♪を読んで知ったし先日出た町内ソフトボール大会の全体の状況はダイナマイツ日記でよく分かった。

今日は隣町に買い物に行った帰宅途中の町道で長い竹を乗せた軽トラとすれ違った。どこに行くのだろう。何に使うのだろうと思ったのだがニカちゃんとキミちゃんが乗っていたらしい。みんなのはたけを読んだら書いてあった。

日曜は自宅に地元のお母さんたちがやってきた。みんな制服を着ていて消防団の安否確認訓練とのことだった。日曜で寝ていたので寝ぼけたまま出て恥ずかしかった。と思っていたらねころび計画o0○でも同じようなことを書いてあって私だけではなかったのだと思ったり。

そして防災訓練が全町で行われたことは上勝ヤッホー調査隊のブログで知った。この環境は一昨年読んだ本昨年興味を持っていた「顔が見える地域社会でこそデジタルネットワークによる文化起点の新しいまち作り」の一つの萌芽とも言えなくもないと思ったり。

サウンド編集ソフトと古いスピーカー (9月4日・金)


地元の秋祭で上演する演劇で効果音作成を担当することになった私。2000年から勤務していたデジオン社が開発したサウンド編集ソフト「DigiOnSound 5」が手元にあるので志願した。このソフトを使えばパソコンに取り込んだ音を切ったり重ねたり自由に加工できる。

ただしWindows XP時代の旧版だから旧Windows98SE機で使うことも覚悟していたがVistaに入れたら難なく動いてホッとした。とりあえず効果音になりそうな蝉の鳴き声や草刈り機の音などをICレコーダーを使って録音している。いずれ他の効果音も作成しようと思う。

さて録音した音を何人かで聴こうとするとICレコーダーのスピーカーが小さすぎて音が聞こえにくい。そこで外部入力端子が付いている安いラジカセを買おうと思い調べてみたら5,000円弱であるにはあるが。迷っていたらパソコン用の古いアンプ付スピーカーがあることを思い出した。

多分J社の同僚からもらったのだと思うが遅くとも96年には手元にあり5回以上の引越を経ても捨てずにいた。今日10年以上ぶりに箱から出したらパソコン用にしては大きすぎるが接続したら音は出る。一応使えるからラジカセ購入計画は撤回。再び活躍できそうな古いローランド。

ダイビングの装備 (9月3日・木)


2006年にダイビングのライセンスを取って直後に中耳炎を患いながらサイパンで潜り2007年に三宅島室戸岬で潜って以来ダイビングに行っていない。今年も友人の大手新聞社の支局長K氏からお誘いが来たが海外に行けるお金はなく徳島で潜れないだろうかと考えているところ。

でも2年も経験していないとダイビングが怖い。それでも徳島にいてダイビングができるポイントまで1時間程度で行けるから今年は思い切ってやってみようかと思いつつ既に9月。先日来徳島のダイビングショップをネットで調べたり友人に話を聞いたりはしているのだが。

とりあえず水に慣れる必要はあるだろうと思い買ったのがフィン。最も安く初心者向けのものを妻が買った。型も色も妻と同じ。私は室戸で無くしたグローブも。妻はブーツも。マスクとシュノーケルは前から持っているのでこのセットで先月伊島で遊んだのだった。

伊島では5mぐらいの海底まで潜ったりして中耳炎を心配していたが何ともない。それなら水に慣れるためにもう一度ぐらい海で遊んでみようかと思ったり。でも水中の寒さと日焼けとクラゲ対策にウェットスーツも欲しいなとこれまた物欲。南の島なら10月頃まで潜れそうだが。

草刈り機 2 (9月2日・水)


草刈り機に興味を持っていたら晩茶を干しているときY氏が現物をいろいろと見せてくれた。4本もあったのだが刈歯の種類ごとに変えているらしい。今日は午前に住宅前の草刈りを同じ住宅に住むS氏がやってくれていたのでS氏にも草刈り機を見せてもらった。

草刈りは夏の暑い盛りにやるので持っているだけで疲れる重いものよりとにかく軽い方がいいとY氏からはアドバイスを受けた。軽い草刈り機はパワーがないので刈歯が小さく一度に刈る面積が狭くなるがそれでも軽い方がいいとのこと。

一方で刈歯の中には短いロープを回転させるタイプのものがある。鉄の歯は石に当てると危険だから地面から浮かして使うがロープなら地面に当てて土ごと刈れる。ところがロープを高速回転させるためパワーが必要でエンジンが小さい軽い草刈り機では難しいらしい。

そんな知識を持って今日は徳島に行ったついでに農機具店に行ってきた。隣町の店頭では1メーカーのものしかなかったが丁寧に説明してくれた。ホームセンターにも寄って安い機種も見てきた。ネットでも調べて買うとしたら何がいいか悩んでいるところ。新しい物欲が沸々と。

草刈り機 (9月1日・火)


上勝で一夏を過ごし生活には草刈りが欠かせないことがよく分かった。私が住む住宅マンションの庭みたいになっている町の公園も草刈り機を持っている住宅の人が刈ってくれている。都市部のように行政がやるといったことはない。住民自らやるのである。

そこで草刈り機についてネットで調べてみたら知らないことばかり。まず正確には刈払機と言うらしい。動力は電動とガソリンエンジンがある。電動はバッテリー式かAC式だがいずれも動力が弱いため主流はエンジン式。エンジン式はさらに2ストロークと4ストロークかに分かれる。

4ストは乗用車と同様にガソリンとエンジンオイルを別々に給油する。排気ガスが少なく静かだが大きく重いのが難点。一方2ストはガソリンとオイルを混ぜた混合油を使う。排ガスと騒音はあるが2ストが主流らしい。エンジンは単気筒で排気量20ccから30ccぐらいが一般的。

さらに肩掛け式や背負い式にハンドル付などで商品がラインアップされている。メーカーはホンダとスバルが製造している以外よく知られた農機具メーカー製はなく初めて聞くブランドばかり。定価で6万円〜8万円ぐらい。知らなかった世界で調べ始めたら面白い。


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© 2009 Takashi INAGAKI