2007年2月

Windows XP (2月28日・水)


私のPCは当面買い換えないと前に書いた。XP Homeの妻のThink Padも買い換えないつもりだった。が6年前に買ったMobile Celeron 500MHz / メモリ192MBのThink Padでは仕事には力不足。そこでXP Homeで新しいPCを買った方がいいのではないかと悩み始めた。

元々XP ProfessionalにするつもりはなくXP Homeのサポート期間が2年しかないからVista PCにするつもりだった。ところがXP Homeのサポート期間はあと7年まで延長された。それにVista対応ソフトの遅れである。XPでいいじゃないかという気が大きくなってきている。

Vistaにしたときの問題はXPとの操作性の違いだ。私は新しいソフトの機能や操作は苦にならないが妻は機能が劣っても慣れ親しんだ操作の方が良い。特にWORDの操作性は大きく変わったらしいから大問題。さらにXPならアドビなど今あるソフトもそのまま使える。

とは言えVista世代のソフトはメモリを要求することになると予想すると旧世代のXP機では結局5年も使えないかも知れない。そうなると5年後にはVistaの操作を覚えないといけない。早いか遅いか。ということでまた悩んでいるのである。我ながら飽きないものだが。

経理事務 (2月27日・火)


会社として自分たちに役員報酬を支払ったが今度は会社が税金を納めないといけない。サラリーマンの給与明細にあるように所得税は源泉徴収されている。これを会社が代わって納税する。通常は給与を支払った月の翌月10日が期限である。

ただし設立直後に税理士さんに言われるまま書類を税務事務所に出していて特例が適用されているので1月から6月までの源泉徴収税はまとめて7月10日までに納付すればいい。7月から12月分は翌年1月10日が期限だがこれも特例があって1月20日で構わない届出をしてある。

一方で税理士や個人営業の方への報酬支払いでも源泉徴収が必要だ。一般的に100万円以下の報酬の場合は10%。これも「預かり金」として経理処理しておいて後からまとめて納付する。これに該当する人が現時点で2人。報酬額から源泉徴収を引いて振込額を算出して。

それに支払い条件がバラバラだから支払日と金額と振込手数料の関係をまとめておかないといけない。今日はこれらをExcelにまとめた。売掛金は弥生会計で捕捉できる。これで回収と支払いと源泉所得税は整理できたはず。こうやって徐々に経理事務に慣れていっているところ。

給料日と社会保険 (2月26日・月)


今日は私たちの会社の初めての給料日なのである。と言っても役員2人分だけ。役員報酬は税法か何かによって年度途中で変えることができないらしく1月末に何度もシミュレーションして決めていた。そのとき社会保険と所得税も盛り込んで計算していた。

それを受けて先週末に初めての給与計算。社会保険料は報酬と介護保険料の有無をパラメーターに表から求められる。社会保険料を除いた報酬が分かれば所得税額も別の税額表から決められる。一見すると複雑極まりないのだがやってみたら意外に簡単だった。

計算してみて思うのは社会保険料の高さである。税金よりも社会保険料の方が圧倒的に高い。社会保険料は労使折半。社員分だけで計算しても大まかに健康保険4厚生年金保険3に対して所得税3。社会保険は税金の2倍以上。巨大化した社会保険庁が批判されるのも分かる。

さて今日は銀行で給与の振り込み。法人口座のネットバンキングの手数料が高いので解約書類を郵送。さらに義母のマンション用に作った口座がある信用金庫に行き3ヶ月分の家賃を入金。そして社会保険事務所の新設法人向け説明会に参加。これは意外に勉強になった。

マスク (2月25日・日)


毎年1月から2月はよく体調を崩す。乾燥した空気のためか風邪ではないウィルスにやられることが多い。罹患すると3〜4日も高熱で動けないこともあった。それで今年は特に注意して12月中旬から外出時はマスクをしておくようにしている。

危険なのは電車の中だ。さらに今年は職場で1月中旬からインフルエンザに罹患した人が何人か続いた。だから職場でもマスクをしていたこともあった。マスクをすると呼気で湿気のある空気を吸うことになるから乾燥によるウィルスも防げる。

ところが先日から腰を悪くしたり体が硬い。風邪も引いていないし例年の乾燥にも負けていないが調子が悪い。そういうわけで先週は火曜と木・金・土でビールを飲まなかった。熱があるわけでもないのに週に4日もビールがないのは12年間で初めてかも知れない。

さすがに今日は飲んだら3日飲まなかっただけでビール1リットルで酔っぱらった。休肝日と言うが意識してもそれは難しい。今回週に4日も休肝日だったのは凄いことだ。というわけで体調は辛うじて維持できている。あと数週間はマスクをしておこうと思う。

確定申告 (2月24日・土)


確定申告書を作った。例年なら1月中旬から準備を始め何日か掛けて見直していたが今年は今日夕方から手を着けてさっさとプリントアウトした。押印して医療費の領収書も紙に貼り付け封入まで終わった。後は切手を貼って出すだけである。

申告書は国税庁のWebページからネットを使って入力するだけで自動的に作成できる。そのシステムに慣れたこともあって今年は特に簡単だった。確定申告は今年で5年目だが何が所得控除になるか分かってきて悩むことがなくなったことも大きい。

そして今年は確定申告をやるようになってから初めて納めることになった。前回までは2箇所からの給与があって源泉徴収が大きかったから確定申告で還付があったのだが今年は逆。源泉徴収額が例年より少なく納付額が発生した。最新のPCが軽く1台買えるだけの額である。

税金と言えば友人に以前「納税できることは喜び」という趣旨のことを言われた。納税できるということはそれだけ収入があったということで喜ぶべきだという意味だと思う。その通りである。とは言え面倒な手続きはここまでにしたい。今回は振替用紙も印刷して同封した。

8年目の98SE (2月23日・金)


懸案のVista PCは見送ることにした。NASを買ってPCのHDD容量が空いたので急いで買い換える必要がなくなった。DiskX ToolsというPCクリーナーソフトを使って不要ファイルを整理しレジストリを再構成したらPCの動作が軽くなったような気もするし。

それより今Vistaにしても対応ソフトが揃わない。NEC Directで23日期限のキャンペーンがあって買うならそれまでと思っていたがソフトが全て対応するまで時間がまだ少しかかる。今PCを買っても2台を併用せざるを得ない。

それにしてもVista発売から多くのソフトが対応するまで1月以上もかかると思ってなかった。RC版は昨秋あたりから配っていたから1月末には対応ソフトが同時発売されるものと想像していた。

ともかく次のモデルが出る頃には対応ソフトも出揃っているだろう。PCは待てば待つほど性能が上がる。そう思いながら既にサポート外の8年目に入った我が98SE機に頑張ってもらうことにする。

PLCとセキュリティワイヤー (2月22日・木)


その後もPLCの実験をしてみた。ブレーカーを越えて隣通しにある部屋のコンセントに繋いだときの速度をいくつか見てみた。まず両部屋でPCなどの電源が入っているときは測定不能。片方だけがオフの場合は10Mbps以下。両部屋とも電気製品の電源オフだと10Mbpsは越える。

電気製品の電源から発生するノイズがPLCの高周波信号と混信するんだろう。ということはマニュアルにも書いてあるが他の電気製品の電源にノイズフィルターを掛ければいいことになる。ノイズフィルター付きテーブルタップでどれだけ効果があるかは不明ながら。

さて先日PLCと一緒に盗難対策用ワイヤーも買ってきていた。NAS用に4桁のダイヤルキー式4.5mmのワイヤー。PC用に3桁のダイヤルキー式2mmのワイヤー。ワイヤーキーの先をセキュリティスロットに突っ込んで抜けなくする構造でワイヤーを近くの固定物に巻いておく。

NAS用はキーの設定に苦労したものの突っ込むことができたがPC用のキーはセキュリティスロットに入れてもすぐに抜けてしまう。大きさが違ったようだ。そんなわけで今回の買い物は失敗続き。やはりPLCは諦めて素直に有線LANを取り回した方が賢いような。

PLC (2月21日・水)


電源コンセントに電源ケーブルを繋ぐだけでLANが構築できるPLC(Power Line Communication=電力線通信)に興味があって買ってきた。PanasonicのBL-PA100KT。機械部屋でもある私の部屋から隣の妻の部屋に有線LANを敷くのにちょうどいいと思っていた。

TCPの実測値で最大55Mbpsとある。いろんな報道によると携帯電話の充電器やドライヤーなどを同じコンセントに繋ぐと極端に速度が落ちるらしい。ブレーカーを越えても速度が落ちるという記事も読んでいた。だからコンセントには他に何も繋がずPLCだけ接続したのだが。

結果はダメだった。ブレーカー越えだった。ブレーカーは別に見えたが隣同士の部屋でコンセントの位置は50cmしか離れていないので期待していたのだが。まだPCに接続はしていないが初期設定で試してみたら10Mbps以下だと思う。これなら無線LANの方がまだ速いと思う。

私の部屋から逆側にある寝室では30Mbps以上が出ている様子。そんなわけでプリンタ複合機とNAS用に新たに設置したハブからドア2枚を経て妻の部屋に有線LANを引く算段を考えているところ。当面使わなくなったPLCの1組を誰か使いませんか? 値段相談。請メール。

スガシカオ (2月20日・火)


今日は妻の日記と同じテーマである。スガシカオのこと。NHKの「プロフェッショナル〜仕事の流儀」はHDRに撮ってときどき見る。この番組の主題歌をスガシカオが歌っている。「Progress」。昨秋だったかスガシカオの話を聞いて歌を初めてきちんと聴いたときに涙が出た。

歌を聴いて泣けたのは何年も前の紅白歌合戦に出ていた由紀さおりの歌以来かも知れない。最近CDを買って毎日聴いているが聴く度に感動する。この歌の世界は多分30歳代だろうけどこの感覚はとてもよく分かる。最近数年間の時代感があるし未来志向でもある。

この歌詞になるまでの苦悩は大きいだろうなと思う。今は比較的スラスラ出てくるのかも知れないけど逆に背景にある経験や言語感覚や感性の凄さを感じる。作詞の世界では小さな差かも知れないけど完成度や感動はその小さな差を越えるか越えないかなのだろうなと思う。

そんなわけで毎日聴いているのである。それとベスト盤「ALL SINGLES BEST」も買った。日中に家で仕事をするときFMの代わりにときどきかけて聴いている。邦楽のCDを自分で買ったのは元ちとせ以来である。

セキュリティ対策 (2月19日・月)


過去にVAIOが壊れてPCのデータが取り出せなくなった経験がある。と言っても仕事のデータはなくデジカメもない時代だから見れなくなったのはメールデータぐらいで特に困りはしなかった。一方で妻は会社のPCがよく壊れるという理由でデータは絶対にPC外に置きたいと言う。

そんなわけで今回はNASにしたわけでRAID1で二重化したからデータが飛ぶことはないだろう。さらに加えて古い外付HDDにバックアップも取っている。しかもNASと外付HDDは電源系統が違うコンセントに繋いだ。家庭内で考えられる最大のバックアップシステムだと思う。

ここまでするとデータを失う最大のリスク要因は盗難である。数年前には友人の一人暮らしのマンションで空き巣に入られれPCが盗まれたと聞いてから気になっている。このマンションも1Fの部屋に最近空き巣が入ったらしく盗難対策はしておくべきかと考えているところ。

NASをワイヤーで固定しておくか。データはCDにして分散管理しておくか。盗まれてもデータが見えないように暗号化を掛けるか。そもそも窓などから侵入できないような対策も必要だ。そんなわけでPCを使うということはセキュリティを考えることだと実感している。

PCのHD空き容量 (2月18日・日)


Pentium III/500MHz/メモリ64MB/HD 20GB/Windows98SEの私のNEC ValueStarは今週で購入から丸7年が経つ。メモリは何回かに渡り254MBまで増設したものの1週間前にはHDの残り容量がCドライブ250MBとDドライブ50MBまで追い詰められていた。

これまでも何度かソフトやデータを整理しHD容量は空けてきたが今回もソフトを見直しいくつかアンインストール。さらに今回買ったNASにデータを移してCドライブは1.7GB空け主にデータ領域に使っていたDドライブは1.8GBの空き容量を確保した。

20GBあるHDDの空きはそれでも17%。厳しいことに変わりはないがデータはNASに入れられるから余裕が出たのも事実。そうなるとVista PCに乗り換える理由が一つ減った。NEC Directの26,250円引きキャンペーンは魅力的だが夏まで待てばもっといい製品が出るだろう。

一方で先日届いた弥生会計2007年版では98SEが切り捨てられたからVista乗り換えをあまり先延ばしにできない。昨日ファイル操作を繰り返したらエクスプローラが何度もハングした。そんなわけでVistaへの乗り換えにまだ悩む。

バッファロー「TeraStation Pro」 (2月17日・土)


昨日買ったBaffalo「TeraStation PRO TS-H1.0TGL/R5」は1TB/RAID対応のNASである。分かりやすく書くとLANケーブルで繋ぐハードディスク。容量は1,024GBでバックアップ機能が付いている。このNASの中にドライブが4台入っていて1台が壊れたら簡単に交換できる。

RAID規格は何通りかの設定が可能。RAID5はパリティチェックを入れることで750GBが使え1台のドライブを交換しても常に全データが保持される。RAID0はバックアップ機能なしで全容量1TBを利用できる。RAID1は常に二重化(ミラーリング)して書き込む最も安全重視モード。

RAID1はユーザーから見えるのは250GBが2ドライブ。今日設定を行ったがLANケーブルを繋ぎ電源を入れ添付ソフトをインストールして30分程度で終わり。使うのは2人だけなのでRAID1で設定。デフォルトのRAID5からRAID1への変更に数時間かかるが複合機より簡単だった。

今日は妻のPCの設定も。hpのインクジェット複合機をUSBでローカル接続してスキャナやプリンタが使えるようにした。ここまで環境が整うと今度はPCとブロードバンド回線の遅さが目に付くようになって来た。そんなわけでVista PCどうしようとまだ悩んでいる。

バッファローのNAS (2月16日・金)


毎年1度の五反田の仕事が早く終わり新宿ヨドバシに行った。前に書いた通りNASのVista対応が分からなかったので店頭で情報を集めようと思った次第。IODATAのサイトでは旧型NASを安くモニター販売しているから買ってしまおうかなと思っていたのだが。

店員さんによるとバッファローの方がIODATAより相当速いらしいしIODATAのVista対応はいつ発表されるか分からないと言う。値段は同じだがポイント還元率が10%と18%でバッファローの方が安くなる。買おうとしていた1TBモデルはさらにタイムセールで今日は1万円安い。

そんなわけで買ってしまった。Vista対応さえ明確にしてくれていればIODATAにしたのだが。改めてHDD売り場を見ると商品量はバッファローが6にIODATAとLogitecが2ずつという案配。IODATAは脱落したような印象。前に書いたとおりバッファローに乗り換えることにする。

早速買ったLANケーブルとハブはバッファロー製。気にはしてなかったが複合機用にアース線付電源コードも買った。いずれPLC(電線LAN)にしたらNASは妻の部屋に置くつもりだが当面は複合機の隣に置く。そんなわけで複合機周りの電源ケーブルを改めて整理したところ。

ギックリ腰 (2月15日・木)


水曜に届いた妻用の脇机をセッティングしていて腰が痛くなったが夜には何ともなくなり忘れていた。今日届いたA4コピー用紙5,000枚入の箱を持ち上げたときも何ともなかった。その後シャワーを浴びて体を拭いているとき腰が痛んだ。そして1時間後にクシャミをして激痛が走った。

今まで最も酷いギックリ腰は98年。徳島のマンション1Fでバイクの押しがけをしていたときだった。バイクを駐輪場まで運べず近所の友人を携帯電話で呼び出して助けてもらった。両手を膝に置き上体を支えようやく歩けたが部屋に戻りベッドに横になって動けなくなった。

ベッドからトイレに起きるためでも30分がかりだった。寝返りを打つように右に左に体を回したり足だけベッドから出してみたり。右に向くのに5分がかり。左に向くのに5分がかり。これがギックリ腰かと痛みに耐えてようやく立ち上がって膝に両手を置き少しずつ歩いた。

福岡時代の99年も腰は悪かった。2000年秋の結婚式前日も車に荷物を積み込んでいて腰を痛めた。その後スポーツジムで腹筋も背筋も鍛えて腰痛とはしばらく縁がなかったのだが。今回は午後から普通に歩けているので軽い症状。また運動しないといけないのかな。

オフィリオのスキャン機能 (2月14日・水)


カラーレーザー複合機「オフィリオ」は私の部屋に置いてある。ADSLスプリッタやルーターが機械部屋でもある私の部屋にあるので電話線やLANケーブルの接続のためにはここに置くのがベストだ。

さらに消費電力が大きいためコンセントはブレーカーが独立したエアコン用を使うことにしていた。妻の部屋は夏は暑くなるのでエアコンを設置したらコンセントの空きは私の部屋だけ。それと妻の部屋の方が広く来客宿泊用を兼ねるが深夜にFAXされると来客が驚くと思ったので。

さてスキャン機能は私の場合オフィリオが目の前にあるのでPCから操作する。妻は隣の部屋だからオフィリオから操作できると都合がいい。そんなわけで妻のPCだけにはオフィリオで操作してネットワークにデータを送る機能をセットアップ。ところが実行するとエラーになる。

XPのファイアウォールをマニュアル通りしなかったんだと思ったが違う。それで前に複合機の設定記事を読んだことを思い探してチェックして気がついた。ウィルスバスターのファイアウォールだ。そう言えば友人とそんな話をしたこともあったがすっかり忘れていた。早速ウィルスバスターでオフィリオのIPアドレスを例外指定して解決。やれやれ。

EPSON「オフィリオ」 (2月13日・火)


先日注文したカラーレーザー複合機「オフィリオ」が届いた。設置まで依頼していて良かった。私は見ていないが段ボールは8つ以上あったはず。2人がかりで開梱と設置に50分。廊下で開梱作業をしていたが回収サービスがなければ段ボールでリビングが埋まるところだった。

用紙カセットやトナーの取付とケーブル接続はサービス外なのでマニュアルを見ながら慎重に作業。コピーまでできるようになったのが午後すぐ。外出して帰宅後にLANケーブルを接続してPC側の設定。これもマニュアルを見ながら行ったら数十分であっさり終わった。

今回はUSBではなくネットワーク接続だけにした。妻のPCもあるからどっちにしてもLANケーブルは接続する。だったらUSBは不要かと思い。LAN経由の使い勝手や速度は全く問題なし。これまでのhpの家庭用インクジェット複合機と比べスキャンの早さにビックリ。

不満があるとすれば省電力モードにしてもファンの作動音がすること。エアコンよりは若干静かだが気になると言えば気になる。それとFAX番号に電話があっても出られるようにしておこうと思っているのだが外付けの古いFAX兼留守番電話との併用がまだ実験できていない。妻のPCへの設定も含め明日以降。

「NET&COM 2007」と『「新」メディア進化論』 (2月12日・月)


ビッグサイトで開催していた「NET&COM 2007」に先週木曜に行ってきた。単純な情報収集目的である。いくつかセキュリティ技術の動向をチェックしたが「情報システムとネットワークとセキュリティの総合展」と銘打っているだけあって私の仕事に直結するものはあまりなかった。

名刺と引換に無料配布していた『日経コンピュータ』をもらってきた。「さらばパソコン」という特集号。先進企業はシンクライアントに移行しているという記事だ。それと『ゼロから学ぶWebプログラミング』というムックを買った。仕事で関わりそうなWebDBのことを勉強しておこうと思い。

もう一冊買ったのが西正『「新」メディア進化論―インターネットに押されるテレビ』(日経BP社)。昨年12月発行。1月施行の著作権法でIPマルチキャスト放送の著作隣接権処理が有線放送と同等になったということを調べていてピッタリのテーマだったもので。速攻で読んだ。

著者のことは数年前にITMediaのブログで知った。真っ当な見識で好きなエントリーだったが無知なコピーレフト論者たちの攻撃で閉鎖されてしまった。この著書は放送業界が抱えている問題と最新動向とこれからのアイデアが分かりやすく書かれている。図表だけでも価値がある。

Vista世代と10年前の私たちの教訓 (2月11日・日)


J社のスイート製品の発売が2日前になって延期された。2日前だから当然流通などには出荷した後で社内は大混乱だと想像する。回収と再アセンブリは大きな出費だろう。がユーザーにとって短期的な影響はないと思う。スイート製品を買おうとするユーザーは1月ぐらい待つだろう。

それより気になるのはWindows Vista対応の方だ。J社は自社のビジネスにとってのVistaをどう評価しているのだろう。

J社のユーザーは大きく2つに分けられる。スイート製品を買うような個人ユーザーと学校や官公庁などの法人ユーザー。個人ユーザーは製品発売が延期されてもVistaになっても買い続ける一群の人がいると思う。が法人ユーザーはVistaになってどういう行動をとるのだろうか。

思い出すのは昨秋の友人の結婚パーティで私に絡んできた高校教師のこと。私がJ社出身と聞いて一太郎ファンの自分がいかに迫害されているかを滔々と話すのだ。多分PCの導入責任者なのだろうが早くWORDに切り替えろと教委から圧力を受けて困っているのだと。

Vista世代でPCを買い換えるとき彼は圧力に抗しきれるだろうか。そんな担当者は実は大勢いるのではないか。今後数年でそんな波が来るのではないか。これは私の杞憂だろうか。J社は自社のビジネスにとってVistaをどう評価しどう行動しているのだろうか。

表面的なトラブルに目が行っているとき実は全く別のうねりが密かに潜行していたというのが10年前の教訓だと思うのだが。

企業姿勢と信頼感 (2月10日・土)


NAS(ネットワークHDD)を買おうと12月から調べている。周辺機器はたいていIODATA製だから今回も第一候補はIODATA。ところがNASのWindows Vista対応に関する情報がない。NASだから問題ないと思いつつ対応OS欄にVistaはないしVista対応表にもNASはない。

欲しい情報は添付ソフトがVista対応にアップデートするのかしないのか。それを無償または有償で入手できるのかどうか。対応しないならその情報が欲しいのだがIODATAは全くダメだ。一方のバッファローはしっかりNASの現行製品まで対応状況を表にまとめて公表している。

ソフト会社ではJ社がいち早く対応表を公表した。Vista発売日の夕方にはメールで連絡も受けた。この対応はとても好感が持てる。花子フォトレタッチなど過去製品が軒並み切り捨てられたのは不満だが曖昧なまま放置されるよりマシである。

企業への信頼感はこういうところで醸成されるのではないかと思う。J社は新製品の発売を延期したらしいが素早く公表したことは正しい判断だったと思う。こういう姿勢である限りファンはむしろ応援するだろう。さてIODATA。本気でバッファローに乗り換えようかと考えている。

父 (2月9日・金)


父が死んで丸2年の夜である。記録によると父が死んだのは2月10日午前2時40分とある。今も鮮明に覚えている。父の死を翌朝連絡してきた弟の電話。実家に着いて冷たかった遺体。父の遺体に弟が掛けた言葉に涙が溢れたこと。父の親友2人が来てお酒を飲んだこと。

最近の私は母に冷たい感情を持っている。その感情の本性は前に書いたとおり父の気持ちそのものではないかという気がしている。父が母に思っていた感情の中で私が知っている2つのうちの1つとしての。

私の自宅のリビングには3年前に亡くなっていた妻の父上と私の父を含め家族の写真を飾っている。ときどき線香を上げながら2人の父と祖父母に心の中で話しかける。そんなことで妻も私もそれぞれの父親から何らかの見えない影響を受けているような気がするのである。

さて2年前の葬儀の喪主挨拶を記録しておく。明王院副住職の読経の最中に葬儀そっちのけで頭の中で作り上げたスピーチ原稿である。正確ではないが概ね再現しているはず。そう言えば父が母に思っていた感情の中で私が知っているもう1つは母への感謝だったのだが。

ATOK 2006 (2月8日・木)


ATOK 2007が明日発売される。私は一つ前のバージョンだから今日まで最新版だ。10月21日にインストールしたばかりなのだが実は結構バカで呆れている。君のお兄さんはもっと賢かったよと。そこでATOK 2006での誤変換を記す。

「代表取締役甲斐町」(会長)「戦略亀鶴本部」(企画)「執行薬院」(役員)「営業局張」(局長)「どういう生活難ですか」(生活なんですか)「巧妙が辻」(功名が辻)「円相場書」(演奏場所)「弁供述」(勉強術)「夫婦げんか」(喧嘩が候補にない)「号にいれば郷に従え」(郷にいれば)。

ATOKはバージョンアップのたびにバカになっているように思うのは古い記憶を忘れている私の勘違いなのか。それとも事実なのか操作が悪いのか設定ミスか。目立った変換ミスが上記程度というのは逆に誉めていいことなのか。粗ばかり目立つのは日本語変換の宿命なのか。

粗が目立つATOKよりさらに100倍バカなMS-IMEにも賢い弟が誕生した。100倍は10倍程度に縮まったのだろうか。それもWindows Vistaを使う楽しみなのだが今のところまだ楽しめるのは先になりそう。

『ザ・エージェント』 (2月7日・水)


個人のエージェント業務を始めた妻は自然と出版業界に足を突っ込むことになった。それで読んでいた本。著者は作家と出版社を繋ぐ仕事の日本におけるパイオニアである。鬼塚忠『ザ・エージェント』(ランダムハウス講談社)。

著者は才能ある作家を探しだして出版社に売り込み本にする仕事をしている。著者が受け取る印税の数十パーセントが収入になる。売り込むばかりでなく企画を考え構成を作り著者の執筆活動の環境を整える。出版社でも編集プロダクションでもない新しい仕事である。

著作物としてのコンテンツ作りに関わるのがエージェントである一方パッケージとしての本の制作と流通に関わるのが出版社と位置づけている。ゲームソフトもビジネスソフトも同じような分業になりつつあるから分かりやすい。今までの出版業界が遅れていたのかも知れない。

おそらく日本の出版社は作家の発掘と育成の機能を持っていたはず。出版社の社員がサラリーマン化してきたとも言えるが出版社内の業務が分化し始めたということかも知れない。具体例が豊富だがあっさり読める。内容は深くない。これも企画の勝利なんだろうと思う。

カラーレーザー複合機 (2月6日・火)


仕事用にFAXを買おうと思ったら家庭用ではB4対応は感熱紙タイプしかないと前に書いた。たいていA4でいいはずだが出版社のゲラなどはB4でFAXを受けたいと思う。A4に縮小されるのではなく原寸でないと不便だと思う。それに我が家の家庭用プリンタは印刷もコピーも遅い。

そこで思い切ってカラーレーザー複合機を買うことにした。価格は家庭用の数十倍。少し調べたところ一番安いのはエプソン「オフィリオ」。昨年末から目を付けていたが当時は最安モデルのFAXがA4まで。ところが今年になって最安モデルもFAXがA3対応になった。

スペックを見る限り価格が高い2つのモデルと基本機能は遜色ない。他モデルが搭載する透かし印刷や認証機能などセキュリティが必要なオフィスではない。両面印刷もできるしオートシートフィーダーを装着すればそれで十分だと思う。

そんなわけで今日注文してしまった。ビジネス用だから搬入も有料である。組み立てと梱包材の回収までやってくれるらしい。合計60kgを超えるので階段上げも別料金。ネットワーク設定などは設置料として別メニューだがこれは頼まなかった。悪戦苦闘してみようと思う。

「響」が定期演奏会を開催 (2月5日・月)


我が徳島男声合唱団「響」の練習に参加したことは書いた。色者(しきしゃ)の指導は厳しいところもあるが私とは中学時代の同級生。長い付き合いであって厳しさは気にならない。所詮アマチュア合唱団だ。その中でむしろ練習は厳しい方が私は好きだったりする。

全国大会のコンクールでは最下位レベルだが現実に全国大会に出場できているのだから四国ではトップクラスにいる。所詮アマチュアと言っても対外的な評価は意外に高いらしい。内情を知っているとどうして評価されているのかよく分からないのだが。

その「響」が定期演奏会を開催する。3年に1度だけ独自に主催する大イベントである。既に東京で暮らしていた2001年の第1回は帰省してステージに立った。2004年の第2回は直後に仕事の予定があって帰らなかった。今回は特に予定もないので再び出演しようかと思っている。

郷土文化会館で4月29日14時開演(13時半開場)。詳しくは私が管理者をやっている「響」のWebを見て欲しい。私もチケットの割り当てがあるので聴いてみたい人がいれば私に連絡をもらえればとても助かる。800円。チケットの受け渡しは練習で帰省する3月下旬にでも。

男声合唱は普通の混声合唱とは全く趣が違うと思う。迫力もあるし「響」のステージは何より面白いと思う。徳島では唯一の男声合唱であって四国トップクラスの演奏をぜひ聴いてみて欲しい。

三回忌 (2月4日・日)


この日記は5日(月)の午後に書いている。土曜の夜はPDAで日記を書いてアップロードしたのだが日曜朝にはバッテリが切れていた。まだ76%もバッテリがあると思っていたが待機電力があることを忘れていた。そんなわけで日曜に徳島では日記が書けず。

PDAと携帯電話を繋いでWebサイトを見るとパケット代ですぐ数千円になるので今回はWebは封印。だから暇だった土曜の夜は携帯電話端末の設定を見直していた。ついでにiアプリのゲームもやったり。そしたら携帯電話のバッテリも月曜朝には赤マークで大ピンチ。

さて朝1便で妻が合流。前日は2時間しか寝てないらしい。実家に着いて仮眠1時間。10時半前から親戚が集まりだして11時から法要。今回の参加は父母の兄弟だけ。それぞれの配偶者と従兄弟は呼ばなかった。呼ばれる方も出費があって申し訳ないし。母が手配したのだが。

昼に飲んだビールで私は午後また寝て妻は銭湯。夜は弟を空港に送って響の練習に参加した。待っている妻は辛かったらしいが私は気持ちよく声を出した。終わってからメンバーら6人で食事。久しぶりに聞く色者(しきしゃ)節に笑って帰りはカメラマンのMさんに送ってもらった。

徳島 (2月3日・土)


父の3回忌で徳島にいる。妻は仕事で明日の朝合流予定で私だけ先に来た。偶然同じ便だと知ったJ社で同期のK氏と11時20分頃に羽田で会って昼食。JALラウンジ経由で搭乗。そういえば2年前に父の死を知って乗った飛行機で偶然会ったのがK氏だった。今日はJ社のN人事部長とF取締役と会った。Fさんとは並んで歩きながらしばしお話。

K氏に送ってもらって実家に荷物を置いてそのままT氏宅。J社で私の同期入社の友人で昨秋メールをもらっていた。中古で買ったというオフィス兼自宅の一軒屋を訪問。ほどなく近所に住むJ&Z家族が合流。双子の3歳児が走り回る中で少しだけ仕事の話。それはそうと内海が見えて広い縁側があってT氏らしい家に感動した。

昔良く会社の近所で飲んでいた。よく行く店にいつもいた。無口な人で声が聞き取れないからいつも聞き返していた。が今日は全く聞き返さない。会話が成り立っていたことに後から気づいて少しおかしくなった。さすが社長ともなれば話をしないわけにはいかないわけだ。

夜は母と弟と3人だが夕方ビールを飲んだら寝てしまって夕食は一人でおでん。弟は相変わらずリビングのソファで寝て犬のケースケが仲良く脇で寝ている。弟が使っていた部屋に置いてあるLPを引っ張り出してタイトルをメモした。またリストに加えよう。すっかり忘れていたアルバムがいくつもあって懐かしくなったところ。

ビジネスホンと社会保険事務所 (2月2日・金)


設置したビジネスホンはISDN回線を契約していてiナンバーを使って2番号がある。うち主に妻が使う代表番号はINSボイスワープというNTTのサービスを使っていてかかってきた電話を転送できるようになっている。ところがこの設定ができない。これが木曜日の話。

NTTや工事会社に電話して状況を説明するが設定できているはず以上の回答がない。いろいろ試すと固定電話への転送は設定できる。それで気づいたのだが転送先に指定しようとする携帯電話番号にビジネスホンが自動的にマイライン識別番号を付加している。

金曜日。その対策を工事会社から聞いて設定。あれこれやって転送テストも含め1時間半。月曜日はデジタルコードレスのマニュアルを見ながら機能設定をしようとしたが複雑すぎて諦めた。突き詰めればPCのように面白そうだがちょっとマニアック過ぎ。

今日の午後は社会保険事務所。先週書類をもらってきていて今日提出。書類は多いが定款認証ほどの緊張感もないし登記手続きほど注意もなく。案の定間違った押印があったし修正が何カ所か。でも役所は形式チェックは厳密だがそれだけ。諸々の手続きはこれで終わりかな。

飲み会3件 (2月1日・木)


今週は飲み会が続いた。月曜日は渋谷。私が紹介したことで妻が仕事を始めるようになった某社で新しく担当になった2人と法務財務担当の女性と。妻と私を含めて5人。新しく担当になったのは実はJ社で私の同期だったE氏と入社1つ下のF氏。

J社の同僚だった2人とは1週間前にも同じテーブルでもつ鍋を食べた。彼らと妻の双方からお互い会いたいとのリクエストで私は仲介役。急遽参加した法務財務担当さんと妻は何度もメールや電話でやりとりがあったとかで話は最初から絶好調。結構楽しい飲み会になった。

水曜日はクライアントの担当2人と会長と4人。初めて飲む人達ばかり。話題は彼の会社の社員にして私とはJ社で同期だったY嬢のこと。彼女のズッコケ話で盛り上がる。酔いに任せて彼の会社に対する批判も少し。そんな中で一緒に飲んだ2人の頭の良さに目を瞠る。

今日木曜日は大手経済紙記者のM氏とSさんと妻と4人。M氏はPDAの師匠。GPSケータイとPDAの接続実験もさせてもらったがやはりダメ。Sさんは大手出版K社から転職してM氏と同じ日に配属されたらしい。昨年8月に妻を取材した記者さんで初対面だったのはSさんと私だけ。

赤坂のイタリアン。月曜日に飲んだ人の会社のボスに昨年5月に連れられて知ったお店。そのときは食べられないほどだったのに今日は余裕があった。今日はウサギはなく鳩と猪と鹿を食す。妻も私もカメラ持参。食事を撮し記者のお二人もパチリ。何度も繰り返してすみません。

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© 2007 Takashi INAGAKI