2007年3月
妻のVistaは相変わらず手間がかかる。今日はVista対応とは明記していないスカイプをセットアップしたが使えないと言う。マイク入力の感度を上げたら普通に使えるようになった。ただコントロールパネルの設定はとても分かりやすい。
妻に引き渡した初日にはトランプゲームのソリティアがないと言われた。妻は仕事の合間にソリティアをするのが習慣な様子。さてアクセサリのゲームを見てもソリティアはない。いろいろ調べると「Windows機能の有効化と無効化」で設定できた。
一時はVista Businessだから本当にないのかと思った。Home Premiumなんかだと最初から表示されるのだろうか。Businessの場合は企業のシステム管理者の承認が必要なようになっているのかも知れない。
さて私はゲームはしない。はずだったが携帯電話のゲームに今はまっている。先般の帰省で夜することがなく本を読むのは疲れるしPDAでのネットは通信料がかかる。それでゲームを始めたら徐々に上達するものだから楽しくなった。これ以上はまらないようにするつもりだけど。
先週ビッグサイトの東京国際アニメフェアに行ってきた。仕事関係の見学である。木金は18歳未満入場禁止のビジネスデー。客層は出店者を中心にネクタイ姿のオヤジが多数派ながら20代のラフな男の子も多く欧米系の男女も多かった。
初日の午前中だからメディアも多かったようだ。ところどころで20〜30人程度の人だかりができていて写真が撮られている。でも単なるディスプレイに映ったアニメがあるだけ。新作の発表会なのかも知れないが私には何がニュースなのかサッパリ分からない。
宇宙戦艦ヤマトの1/350模型の展示を見つけたしルパン三世とかゲゲゲの鬼太郎とか私が知っているアニメもあるが大多数は私が知らないものばかり。しかも展示のほとんどがキャラクターの絵とタイトルだけだからどの展示も同じに見える。
アニメ制作の専門学校やTV局も出展している。グッズの販売もあるし模型もある。好きな人には堪らないのだろうけど私には分からない世界。アニメも数多くの会社と人が関わっているのだなという当たり前の感想だけを持って2時間弱で撤収した。
10時間程度の使用感としてVistaは意外に分かりやすい。メニューや操作は全てに渡って微妙に変わっているが慣れればXPよりいいかも知れない。特にコントロールパネルは格段によくなった。
ただしエクスプローラとIEは戸惑いが大きい。IEはNECなもんでBIGLOBEメニューなんてのが幅を利かせていて最初にやったことはこれの削除。それにマイコンピュータがコンピュータになったのはいいとして旧マイドキュメントの拡張はいただけない。
私はCドライブのフォルダで分類するDOS時代の人間なのでマイドキュメントは邪魔でしかない。しかも今はNASで管理しているから尚更。エクスプローラを起動するたび表示されるマイドキュメントを閉じなければならず面倒この上ない。新しい操作性についていくのも大変だ。
Outlook Express改めWindowsメールも最悪。苦労してフォルダ分けしたアドレス帳がメール作成画面の宛先指定ではフォルダに分かれず表示される。Vistaの特徴である検索を使えということだろうが最低の改悪だ。どこかの設定でカバーできるのだろうか。誰か教えて!
一方ソフトの起動は6〜7年前のPCに比べて速いが驚くほどではない。と思ったのはアナログ接続だったからかデジタル接続で速くなったと感じる。Windowsの起動も1分以下。10倍は速い。速さはVistaというより新しいPCの恩恵なのだが。
朝からPCデータの移行作業。妻のWindwsXPのThinkPadからVistaのValueOneへ。LANケーブル直結でVista標準のWindows転送ツールを使って試したが繋がらず断念。共有フォルダ経由でも移行できることが分かりその方法を使った。この作業は比較的順調に進んだ。
問題だったのはOutlook Expressのデータ。アカウントは移行するがメール本文やアドレス帳が移らない。結局ThinkPadのメールデータフォルダを共有にしてVistaのWindowsメールから直接インポート。アドレス帳もフォルダごとに移行しないのでインポートの後手作業で分類。
ここまで私のデスクで作業したが妻の部屋に設置する必要がある。本棚と机を動かし延長ケーブルの長さを考えながら部屋中の配線をやり直し。うまく動線上にケーブルが横たわらないようにできた。
最後に段ボールの片付け。我が家の収納には7年前のNEC ValueStarの空き箱まで置いてある。空き箱コレクションと妻に揶揄され文句を言われながら捨てられない性格なのだ。でもValueOneの空き箱は大きすぎて収納場所に入らない。仕方がないので7年前の箱とともに捨てることにした。でもディスプレイの箱は妻に内緒で置いておこ。
PCの不具合の件でNECから訪問サポート。今日11時から12時の予定が前倒しで10時半頃ディスプレイを抱えてやって来た。先週の三菱電機の担当者は作業着の職人55歳だとすると今日のNECさんはスーツのエンジニア29歳。なかなかの好青年。
やったことは症状を確認してボードを交換しただけ。来てから帰るまで10分程度。おそらくボードの初期不良の可能性が高いようだが絨毯に直置きは止めた方がいいと言われた。静電気で問題が起きる場合があるらしい。ゴムシートがベストというのでそのうち買ってこよう。
アナログ接続では白い画面で走査線のような薄い横縞が気になったがデジタルで解決。次は古いThinkPadからのデータ移行だがLAN直結が簡単だと日経PC21に書いてあったので明日試してみようと思う。必要なクロスタイプのLANケーブルも買ってきた。
夕方からは妻の仕事相手が来た。私は部屋に籠もって仕事。1人帰って18時過ぎから私も参加し4人であれやこれや。20時頃になって4人で焼肉。1人は米国人なのにもう1人が米国在住だから通訳を任せっぱなしの妻に英語で話せと言ったものの私が話せるわけもなく。
今日は午前中から徳島で予定通り行動できた。帰京して夜になって再び熱ぽいのだが高めの平熱。意外に早く熱が下がって思うのは慌てて合宿を抜け出したのは拙速だったかも知れないということ。
妻がインフルエンザに罹っていたし彼女の発熱から丸2日後だったから高熱が出たらインフルエンザだと思い込んでいた。そしたら深夜に39.1度なもので間違いないと思い込んだ。でも夕食も朝食も普通に食べたし起きた後は熱は下がった。治ったのはいいのだが何だか拍子抜け。
そもそも発熱が1日早ければ徳島行きを諦めたし1日遅ければ合宿は乗り切れた。何ともタイミングが悪い。今年は1月前に書いたとおり例年になく風邪予防に気をつけていたのだが。結局罹るということは何か体のサーモスタットが働いているのだろうかという気にもなる。
それより問題は定演である。せっかく参加した合宿で私はほとんど何も得ていない。今から全曲覚えられるわけもなく。そんなわけで団長と指揮者に遠慮したい旨申し入れたところ。買ったばかりのICレコーダーの活躍は限定的に終わってしまった。
昨夜は高熱で眠れなかったからだろう実家に戻ったらケータイメールも電話も気づかず爆睡した。夕方起きて37.4度。出始めの熱は辛いが高熱の後に下がった熱は楽。風邪の症状が出始めたけど昨夜の高熱に比べれば何ということもない。夜には平熱。
ところで昨日の練習でICレコーダーを使ってみた。先週金曜に発売されたばかりのオリンパスオリンパスVoiceTrek V51。 昨今のICレコーダーは対応OSからWindows98が外れていてVistaにも未対応。今回のV-51は98非対応ながらVista対応なので決めた。
各社のWebサイトも見たが音質や機能の良し悪しは判断できず。ただタイミングよく週刊アスキーが比較していて高評価だったことは参考になった。特に操作性がよくマニュアルを見る必要がないという評価にひかれた。実際に使ってみて操作性はとてもいい。
練習では上手な隣の人にレコーダーを向けて録音しようとするのだけど距離が近い私の声が入る。これでは困る。仕方がないので私は声を出さなかったりもっと近づけたり。小さくて軽いが手には楽譜も持ってメモもするから大変なのだ。でも当初考えた使い方はできた。
(この日記は日曜午前にアップした。)風邪ぽい症状が続いていたし妻はインフルエンザだから土曜日の朝に体調が悪かったら徳島行きは中止するつもりだった。ところがここ数日でもっとも調子がいい。あまり逡巡せず飛行機に乗った。そしたら徳島に着いたら調子が悪い。熱を計ると37.2度。
ともかく集合場所の徳大に行き団長と合流し車に乗せてもらった。途中で風邪薬を買い大量のペットボトルも。もしインフルエンザなら水分は補給したほうがよさそうだし。15時から練習。途中食事休憩含め夜は21:30まで。熱ぽいが体調は悪くない。大丈夫だなと思っていたのだが。
夜の宴会には参加せず4人部屋のバンガロで1人。楽譜を見て復習していたら寒気がきて熱を計ると37.9度。早々に布団をしいたが眠れない。深夜もうダメという状況で39.1度。朝起きて38.8度。そんなわけで親に連絡し迎えにきてもらった。食欲はあるし朝食を食べた後は元気になって37.6度まで下がったが声を出す練習で菌をばらまくのも気が引ける。そんなわけで素直に撤退した。
ところで宿泊したのは山間の町営施設。以前穴吹小学校演奏会の前日みなで泊まったことがある。問題だったのがケータイの電波が入らないこと。softbankはダメ。ただしfomaでも入感する機種もある。ともかく私の機種はまったくダメで日記の更新もできなかった。これは実家に戻って書いている。体調は峠を越えた感。でも日曜日は寝て過ごすことにする。
ValueOneからのデジタル出力が三菱製ディスプレイに表示されない問題で今日は三菱電機に電話した。そしたら15分後には連絡が来てさらに25分後には担当者がPCを抱えてやってきた。結果ディスプレイが原因でないと分かり最初の電話から50分で問題の切り分けが終わった。
三菱の人曰くDVI-D接続でグラフィックカードとの相性問題が起こるらしい。確かにPCだからこういうこともある。そのときメーカーがどう対応してくれるかだが三菱の対応の早さにはビックリ。テスト用にと接続ケーブル1本置いてくれていったし次もディスプレイは三菱にしよう。
NECからも同じ頃に電話があってこちらは来週来ることに。昨日の電話サポートと会社が違う様子。情報は共有されているが具体的な作業について電話サポートが把握していなかったようだ。とは言え全体的な対応はいいと思う。来週見てからの判断だけど。
ところで風邪を引いていた妻は昨日帰宅するなり熱でダウン。今朝も高熱。お昼直前に近所の病院に連れて行ったらインフルエンザ。タミフルを処方された。私は今朝から妻と同じような咳をする。風邪が移ったか。インフルエンザには罹っていませんように。
注文していた妻のPCは今朝届いた。外出して午後からセッティングしたのだが早速大問題。明らかな初期不良でディスプレイにDVI-Dボードからのデジタル信号が来ないのである。アナログなら接続可。NECのサポートに電話をしつつアナログ接続でセッティングを開始。
サポートに電話をすると結線から確認させられるからうんざりするが何度か電話で話をして結局のところ原因は分からず。返送すれば調べると言うが1週間から10日もかかるというので冗談じゃないと言ったら技術者を派遣するということになった。
ディプレイは同時に買ったが三菱製。この三菱の問題かも知れない。ケーブルかも知れない。アナログでは問題なく使えているし10日ぐらいなくても困りはしないが面倒なことだ。明日は三菱に電話しよう。
そんなやりとりの一方でセッティングの方は大方終わった。EPSONとhpのプリンタとスキャナ設定には添付のCDがVista非対応だから難渋したが2時間かかって解決。ATOKの辞書も併合。PCは送り返す可能性も考慮してIEのお気に入りとメールデータの移行は後日するつもり。
自宅で仕事をしていると掲載誌や本の校正紙など出版社から宅配便がよく届く。今日は祭日だから朝寝をしていたのに8時台から宅配が届いて起こされる。そんなわけで起きだして仕事をしようと思ったら弟が電話してきて間もなく犬のケースケとやってきた。
隣町に用があるとかでケースケを預けていった。残されたケースケはご主人様を追いかけようと玄関でジタバタする。いつもなら10分程度で諦めるのに今日は何分経ってもジタバタし続けている。オシッコがしたいのかと外に連れ出すと喜び勇んで飛びだした。
犬を連れて妻と近所を散歩。オシッコもウンコも。犬を飼いたいと思ったこともあったが毎日これが続くと思うとちょっとしんどい。たまに会う叔父バカでいるのが幸せかも知れない。
さて先日来メールで友人とやりとりしてGWの帰省日程を決めた。飛行機の割引運賃は日程次第でキャンセル待ちになっている。今回は「響」の定演を核に私は5日で妻は3日半。遠出はせずに友人宅での宴会が中心になるかも。
ふと思い出して計算したら25年経っていた。1982年3月28日。高校3年だった私にとって合唱部での最後の定期演奏会が開かれた日。というより開校直後から教鞭を執っていた音楽教師である故・川人昭夫先生が異動することになっており先生にとっても最後の定期演奏会。
私は大学受験のため3月上旬まで練習をほとんどしていなかった。大学入学は決まっていたが後に仮面浪人するぐらいだから悲壮感というか投げやりな気持ちがあった。定演も入場料を取る以上練習していないヤツが出るべきではないという論理で出演を断っていた。
そんな3月中旬頃音楽室に行ったとき川人先生に呼び止められてこう言われた。「お前定演に出ん言うとうらしいけんどワシにとって最後の定演ぞ。一緒にやってきたお前がステージにおらんのは寂しい。歌わんでもええけん立っといてくれるだけでええけん一緒に出んかだ。」
高校時代に人前で泣いたのはこのときだけだったと思う。川人先生に関わった多くの生徒と同様私も先生のことが好きだった。今から思うと突っ張った私の心を川人先生は見透かしていたのかも知れない。定演と言えば当日のことよりこの日のことが忘れられない。
NEC Directで購入するPCについてNECのユーザーにはさらに3,000円の値引きがあることを後から知った。遅かった。法人ユーザーにはさらに2,000円割引キャンペーンが今日から始まった。1日待って情報を集めれば購入額より5,000円も安く買えたのに。次への教訓にしよう。
そのPCは届いていないが設置準備だけは進めている。まず妻の部屋用のハブを買った。私の部屋から妻の部屋へドア2枚を越えて2台のハブ間をフラットケーブルで繋ぐ。このケーブルがドアの下をくぐるように固定具を買って早速敷設。見た目は悪いが具合はよい。
さらに先日買ったセキュリティワイヤーが失敗だったので新しいものにトライ。シリアルポートに差し込んでロックするものを買った。PCの背面で見にくいしケーブルが邪魔になって苦労したがロック完了。データ消失最大のリスクは盗難だと前に書いたが対策はこれで完璧か。
盗難対策ができたとして次の問題は鍵の置き場所だ。今回のセキュリティワイヤーは鍵でロックする。その鍵を隠すと次のリスクは隠し場所を私自身が忘れること。デスクの鍵もあるが閉めたこともなく置き場所は考えたことがなかった。さてどうしたものか。
今日やっとPCを注文した。今週末ごろ届くと思う。と言っても次の土日は徳島にいる。我が徳島男声合唱団「響」が合宿練習するというので参加するつもり。そのためPCのセッティングは帰京した後になるかも知れない。
ところで新たな物欲。今度はICレコーダー。「響」の合宿で録音しておけば帰京してから一人で練習するのに役に立つかと考えて。そもそも現時点では全く知らない曲がほとんど。10時間の練習で音と歌詞を覚えられるとも思えず。そこでICレコーダー。
一昨年のコンクール出場のときは楽譜を元にPCで音符を打ち込みMIDIデータを作りMP3に変換してMP3プレーヤー「mpman」にコピーして聴いていた。とても面倒。しかもMIDI音では歌詞は覚えられず結局自分で声を出して歌わざるを得なかった。
今回は曲数が多くて楽譜を打ち込むのはとても無理。6年半前に買ったMP3プレーヤー「mpman」にも録音機能はあるから練習で録ったこともあるけど音が悪すぎ全く使えなかった。そういうわけで新たな利器を試してみようと思うわけ。MP3プレーヤーとしても使えるし。
Pink Floyd 「Animals」 (3月17日・土)
眠れないと徹夜した妻が午後になって寝室に行ったあとリビングでCDをかけて聴いた。義母がいた頃はリビングで音楽を流すことを遠慮していたし妻とは音楽の趣味が違うから普段は音量を大きくして聴くことができない。こういう日はチャンスなのだ。
今日はPink Floyd「Animals」。いずれも10分を超える「Dogs」「Pigs」 「Sheep」の3曲が中心の1977年のアルバムである。犬はインテリで豚は資本家で羊は小市民を表し階級制がある英国社会への攻撃的な歌詞が特徴だ。楽曲もプログレッシブ・ハードと呼ぶに相応しいロック。
アルバムジャケットは何本も煙突が並ぶ暗い英国の発電所の上を巨大な豚が夕日を受けて飛んでいるというもの。大学時代LPを部屋に飾ってよく聴いていたし当時付き合っていた彼女が空気で膨らます60cmぐらいある豚のおもちゃを買ってきてくれて部屋に吊り下げてもいた。
ジャケットを改めて見て歌詞を読み直して思うのはこのアルバムは斜陽化する英国産業と背景にある社会への苛立ちだろう。安直なテーマではあるがジャケットや歌詞だけでなく楽曲によってもそのことがよく表現されていると思う。私が好きなタイプのロックである。
Vista PCを買うと言ったら同僚がグラフィックカードは必須だと言う。CPUとメモリだけではダメらしい。OS自体が描画パワーを食うのだとか。一方でアナログ接続で問題ないという話も聞く。結論としてノーマルで使ってみて不満があったらカードを追加することにした。
考えてみれば当たり前だ。PCは拡張できるからPCなのであって最初から全てを揃える必要はないのである。CPUだけは取り替えができないから高速なものにしておいた方がいい。メモリは4本のスロットを使って最大搭載量まで増設できるように512MB×2を避けておけばいい。
この2点だけ押さえておけば部品を追加すればいいわけだ。ハードディスクもメモリもグラフィックカードもメモリカードスロットもFDDもIEEE1394端子もUSBも。我がPCも64MBから増設を繰り返しUSB/1394端子のボードと有線LANのPCカードを入れている。
そうやって7年も使っているわけで。PC本来の姿を考えると足りなければ増設すればいいだけなのだ。そんなことを考えながら実はまだ注文していない。まだ使えているPCがあるから踏ん切れないわけ。しかも妻が先にVistaを使うのは癪だったりするし。
毎度の話題で恐縮なのだが今もって最大の関心事なのである。しかも他にネタがない。そんなわけでPCのこと再び。実はVista PCを買うことに決めた。直接のきっかけはVistaにはXP互換モードなるものがあることを知ったこと。それならソフトのことは気にしなくていいかもと。
買うのは妻用のPCである。妻は仕事でプロが撮った写真データやスキャンを多用するのだがソフトの起動も処理も遅い。起動に1分かかり画像処理に数秒。日常使うOutlook ExpressとIEだけなら不都合はないがWORDもEXCELもハングすることがある。
2001年2月に買ったノートPC。7年目に入っている。新しいPCは既に決めていてCPUはCore 2 Duo E6400にメモリは2GBでDVD書き込みドライブやメモリスロットを搭載。OSはVista Business。WORD/EXCEL/PowerPoint搭載。ディスプレイは17インチ。
本当はサポート役の私が先にVistaを使うつもりだったのだが私のPCは後回し。同時起動できない場合もあるが必要なソフトは使えているから買い換える動機が今は乏しく。夏モデルを待てば高スペック機種が出るかもと期待が少し。週末にでも注文するつもり。
妻が風邪をひいて昨日からダウンしている。こういうときに問題なのが食事のこと。義母は妻が外出している平日の夕食を作ってくれるが以前より頻度は減った。昼食は前から別々。昨日の夕食は義母が作ってくれたが今日は用があって元々来れないことになっていた。
結局のところ今日の昼食も夕食も妻が作った。私は横で手伝う。と言ってもネギを切って鍋をかき回すぐらい。食事を作るのは大の苦手なのである。
思い出すのは大学時代。4回生になって自室にガスコンロと流しがある部屋に引っ越した私は自炊を試みた。味噌汁を作ろうとしたのだがダシが要ると知らず飲めたものでなかった。結局ご飯を炊いてボンカレーかウィンナーと卵を炒めて食べるぐらい。タマネギも腐らせた。
ここのところ家にいることが増えたわけだから料理にトライしてみようかという気がないわけではない。とりあえず妻から包丁の使い方を教えてもらっている段階。と言っても遅いし危ないし見ていられないと妻がやってしまう。さて困った。私にできるんだろうか。
数週間前に私のブログのコメント欄に質問が書き込まれた。翌々週には質問をメールで受け取った。同一人物だと書いている。それを受けてブログの原稿を2回分書いた。だが今もって釈然としない。メールを送ってきた人が今もまだ名乗っていないからだ。
質問メールはとても丁寧だった。何が分からず何を知りたいのか状況が比較的細かく書かれていて回答しやすかった。頭の悪い人ではなさそうだし練られたメール文章だと分かる。だが名前や会社名や業種を類推する言葉がない。辛うじて会社規模が何となく察せられる程度。
ブログは公開されているものだから名前や会社名を書きたくない気持ちは分かる。だがメールは1対1だ。質問するなら名乗るのが礼儀だろう。質問でない場合であってもメールを送るなら嘘でもいいからハンドルでも構わないから名前は書くべきではないのか。
個人情報保護が行き過ぎているのか。ネット社会で名乗るリスクを考えたのか。でもメールもリスクなのか。ではなぜメールで質問するのか。メリットは享受しつつリスクはゼロという発想はバランスが悪い。釈然としないながらも公開ブログを運用して社会観察をしている気分。
PCのことでまだ迷っている。対応ソフトが揃わないならXPでいいじゃないかと考えXPマシンを探してみた。NECは98mateしかなく同僚が「ちゃっちい」と言うから止めた。DELLを見ると結構まだ揃っていて本気でXPマシンを買う気になっていた。
でも値段が高い。XPはVistaと値段差がない上に同じ構成で比べるとキャンペーン込みでDELLはNECより3万円弱高い。しかもXPモデルはMS Officeが旧バージョンでPowerPointが付かない。我が家にはPowerPointのパッケージがあるが2000と古い。
そんなわけで結局Vistaにしようと元に戻る。さらに今日は妻の仕事で受け取ったDVD-Rが我が家では取り込めず同僚の好意でCD-Rに変換してもらった。DVDさえ取り込めないPCを使っていてはダメだろう。そんなわけで現行PCと併用していいからVista PCを買う気になった。
ところが妻に訊くとDVDを使うことや画像処理は当面必要なくなるかも知れないと言う。そうなると新しいPCを買う大きな理由がなくなる。そんなわけで悩む悩む。20万円程度とは言え私にとっては6年と7年ぶりの大イベントなのである。
TBSのドラマ「華麗なる一族」をハードディスクレコーダーに録画して見ている。小説は大学時代に「白い巨塔」とともに文庫で読んだ。しかし小説で覚えているのは主人公の寝室にベッドが3つあるということと妻妾同衾という言葉が使われていたことだけ。
舞台が銀行や鉄鋼会社だったことも覚えていない。当時の私の興味を引いたのは妻妾同衾だけだったわけだ。一方『白い巨塔』で覚えているのは主人公の義父である産婦人科医が中絶手術を「ドブざらえ」と呼んでいたことと元看護婦に証言を求めて訪ねる下り。
覚えているのは他にもあって『白い巨塔』の方が小説では印象深い。ドラマを比べても3年前の「白い巨塔」の方が格調があって私は好きだ。それでも「華麗なる一族」は悪くない。HDRに録画したデータは妻が消さずにいるぐらい。
今ドラマを見てストーリーを知って思うのは学生時代の私には難しかったのだろう。会社生活も経験した今読めば理解できるところがあるかも知れない。引越を繰り返すうちに本は捨てたようだが改めて読んでみたらどうだろうと少し思う。でも長いんだよな。
1月13日に放水試験をした寝室の雨漏り。このとき原因を突き止めて2月17日に防水工事。1月に剥がしていた壁とカビが生えたカーペットの修復が今日行われた。
対立していたカーペット修復の範囲は私の寄り切り。室内はカビが生えた範囲プラスアルファの60cm四方と1畳ほどあるウォークインクローゼット内は全て。朝9時半に業者が来て17時過ぎまで。
今回もクローゼット内の衣装ケースやハンガーにかかった妻の服を待避させてカーテンを外す。1月来3回目。修復中見に行くと寝室の全てに透明ビニールが被せられ大がかり。
今日はベランダ天井のひび割れチェックも同時に行われた。マンション内全戸の調査。南側ベランダで膨らみが見られると言っていた。10年で結構ガタが来るものなのだと改めて思う。
今冬は雨漏りでカーペットが湿っているから寝室で加湿器を使わなかった。これで直ったとしたら乾燥対策も必要かも。
家で仕事をすることが増えて移動が少なくなり本を読む時間が減った。この本も断片的に1ヶ月かけて読み終えた。『ウェブ進化論』の著者と1975年生まれの芥川賞作家の対談。梅田望夫・平野啓一郎『ウェブ人間論』(新潮新書)。
人間がネット社会の中でどう変わるか。2人の意見は正反対ではないが60度ぐらいずれている。考え方が同じ軸上にある2人の対談だとマニアックな微少な世界に入り込みがちだが60度ずれた2人の対談は分かりやすい違いが際だって読みやすい。
人間はネット社会に逃げ込まずリアル社会で克服するべきだと平野氏が言えば梅田氏はネット社会で居場所が見つけられ救われる人間がいるならリアルにこだわる必要はないと語る。特に後半はネット社会の捉え方の違いが目立ち双方の意見がよく理解できる。
それにしてもネットに対して私が何となく感じていることを言葉で説明されて気持ちがいい。ネット社会と文化や生活と未来技術に興味があるなら一読をお奨めする。特にネットビジネスに関わっているなら読んでおくべきだと思う。ネット社会はそこに集う人が作り上げるのだから。
Windows Vista発売後もPC販売が落ち込んだままらしい。それを分析してVistaの魅力が十分伝わっていないからだとBCNが言っている。その分析は大スポンサーへの遠慮だろう。はっきり言えばいいのだ。MSのマーケティングの怠慢によるものだと。
Vista発売直前にPC販売が落ち込んだのは買い控えだという説に異論はない。一方で発売後も売れないのはユーザーが様子見しているからだ。以前も書いたが周辺機器やソフトの対応がこれだけ遅くてVistaに移行できるはずがない。それはマイクロソフトの怠慢が原因だと思う。
PCメーカーのWebを見ていると「正規版」という表記に随分と力を入れているのが分かる。当然MSとの契約によるものだと想像する。海賊版との区別を付けることには大賛成だがその前にPCメーカーに対してやるべきことがあったはずだ。MSのバランスの悪さを思う。
妻のPCを買い換えるのに今からXPにしようかと真剣に考えたぐらいで今の状況では企業はもちろん買い換えの個人ユーザーもVistaに移行できない。ソフトや周辺機器あってのOSだと忘れたのか。社員は汗をかかないコンサルタント出身者ばかりで机上で売ろうとしたからか。
銀座で友人と会ってきた。前に会ったのも銀座だった。それは覚えているが時期を思い出せない。状況から推測すると夏だったかも知れない。ともかくWeb上の日記やメールでお互いの状況はある程度分かり合っているけど会うと話すことがいっぱいで延々2時間強話し続けた。
彼の人生は波瀾万丈である。それは言い過ぎかも知れないが私の生活があまりに平凡に思えてしまう。今日の話も十分刺激的だった。実務的だったり個人的な話も随分としたのだけれど。
さて2人でいたスターバックスは終始満席だった。トレイを持って待っている人もいる。驚いたのはノートを広げて勉強している若い女性が大勢いたこと。英語やスペイン語のテキストを見かけたが大学生が学校の勉強をしているようには見えない。なぜ銀座で勉強なんだろう。
ドトールほどではないが都心のカフェはやっぱり狭い。小さな丸テーブルを挟んだ私たちより隣のテーブル席にいる人の方が近い。極秘の話は気を遣う。結局途中でカウンター席に移動した。刺激的な話の続きを楽しみにしている。
契約書と言えば今まで最も酷い対応をされたことを書いておこう。6〜7年前。当時勤めていた会社はソフトウェアの販売を大手に委託していた。詳細は忘れたが分かりやすくデフォルメして書くとこうなる。
この契約は当初1,500円の単価で2万本の契約になるはずだった。合計3,000万円だ。ところが3万本をコミットするから単価を1.000円にして欲しいと相手から言われた。合計額は変わらないから同意した。
相手の決裁に時間がかかり契約書が作られないまま納品した。ところが先方はその後になって「営業が売れない言っているから2万本にして」と言ってきた。単価は1,000円のままだ。当初の2/3に減額。
何を言っても暖簾に腕押し。相手に比べ圧倒的に小さな会社だった私たちは仕方がないとサインした。結果としてこんな手に引っかかった私の未熟さは認めるが同時にこの会社と担当者を心の底から軽蔑した。
これを契機にこの会社への私の態度は変わった。その後仕事をした別の担当者とは真っ当な取引をさせてもらったから人次第だとは思う。ただ私にとっては未だに忘れられない仕事上の悔しい思い出である。
妻が週末に仕事のことで怒っていた。最初はなだめていたのだが妻が怒った理由になった契約書のドラフトを読んでみた。仕事関係の会社が送ってきたものだ。読んでる途中から私も一緒に怒り出した。妻は頭に血が上っているので私がメールの返信を代筆した。
件の契約書ドラフトを送ってきたのは30歳ぐらいの男性だと言う。ビジネスの全体像を理解できていないのだと妻は言う。少し経って落ち着いた妻は彼の会社で一般的な共通契約書を形式的に書き換えただけではないかと言い出した。なるほど。多分その通りだろう。
想像するのは契約書が必要だからと彼は会社の中で適当なものを探して単に甲乙丙を書き直しただけなのだ。つまりビジネスの構造を全く理解せずにただ形式的に用意しただけ。それなのに高みに立った嫌みなメールを送ってくるから私たちが怒ったという構図。
私たちは吹けば飛ぶような小さな会社なので何千人も社員がいる大会社と喧嘩するわけにはいかない。とは実は思っていない。小さいからこそ大きいことを笠に着た理不尽な言動とは徹底的に戦うつもり。それが妻のビジネススタイルだし私の気持ちである。
リビングに置いたONKYOのオーディオコンポ。FM受信感度が以前のSONYと全然違って驚いている。以前はNHK・TokyoFM・J-WAVEだけは満足できたがInterFM・NACK5・SetagayaFMはモノラルでないと聴けなかった。今回ONKYOに替えたらbayFMまで入感するようになった。
そうは言っても窓の向きの具合なのかSetagayaFMとbayFMはステレオでは厳しい。そこで先日来FMアンテナの位置をこまめに変えている。 端子が付いた単なる被覆線。コンポに直結だからアンテナの位置を変えることはコンポの位置も変えることになる。
アンテナの長さは1.5m。波長=300/周波数(MHz)だからFM放送の中心帯80MHzなら波長は3.75m。通常アンテナの長さは波長の半分だから1.8m必要なはず。そこで被伏線を繋いでアンテナを理論波長の3.75mにしてみたが感度は悪くなった。なぜ1.5mなんだろう。
さすがに3mを超えるとアンテナを直線にできない。仕方がなく1.5mに戻しコンポの位置を変え窓に近づけた。その上で伸縮するストラップにアンテナを繋いでレースカーテンに固定。こうやって試行錯誤の末ともかくSetagayaFMもbayFMもステレオで聴けるようになったのである。
寝室からリビングに持ってきたONKYOのオーディオコンポは私が物心ついてから使った中で4代目である。中学まではラジカセを持っていた。確か英語テープと一緒に私が小学校5年か6年のときに父が買ってきたものだったような気がするが覚えていない。
高校1年か2年のとき航空管制官になりたいと当時言っていた友人のI君と飛行機を見るため徳島空港に行ったときショーケースの中に置いてあったコンポを見て欲しくなった。これが2代目。ビクター製で乾電池でも動き取っ手まであった小型コンポ。私の青春時代の友だった。
学生時代の狭い下宿で小さなスピーカーは部屋のコーナーの天井近くに吊した。そのため長いスピーカーケーブルを買った。コンポは実家に置いたままで既に母が処分したはずだが当時の長いスピーカーケーブルは引っ越すたびに何度も使い回して今も手元にある。
今回寝室に移動させたSONYが3代目。そう言えば徳島を離れるとき一時的に預かっていた本格的なコンポもあった。今この日記を書きながらエンヤを聴いているのだが当時も広いリビングに置いた預かりもののコンポでよくエンヤを聴いたことを思い出した。
寝室のONKYOとビリングのSONY(PIXY PRO MHC-J900EX)を昨日入れ替えた。単にコンポを移動させれば済むと思っていたが思いのほか時間がかかった。理由の一つは裏に溜まった大量のホコリ。それに他のAV機器との接続を見直して結線を全てやり直したこと。
義母が毎日のように掃除してくれているので基本的にホコリは少ない。でもAVケーブルがスパム状態のところは義母も手が出ずホコリが溜まり放題。これの掃除を並行してやらないといけなかった。さらに普段使うHDRの位置も変えたら全ての接続ケーブルを繋ぎ直すことに。
壊れてしまったリージョンフリーDVDのJVCも一応接続しておいた。ただしSONYと違いONKYOには映像端子がないため全てHDRを経由。VHSデッキからもHDRへ。そこから音声だけONKYOに繋ぎ映像はTVへ。そんな組み替えでアンテナケーブル含め何本ものケーブルが余った。
SONYに比べONKYOは2周りほど小さい。リビングに置くと少し寂しい。逆に寝室のSONYは黒くて大きく少し重い感じ。でも小さなONKYOの方が新しいだけあって音はいい。リビングは寂しいというよりスッキリしたと思うことにする。FMの受信感度もONKYOの方がいい。
我が家にオーディオコンポは2セットある。一つは寝室用に今のマンションに引っ越してから買ったONKYO。もう一つは離婚して一人暮らしを始めた14年前に買ったSONY。タイマーが2つセットできて目覚まし時計代わりに買った。ダブルカセットとCDプレーヤーとチューナーがある。
このSONYはリビング用だったのだが何年も前からカセットの1つとCDが壊れている。だからCDを聴くときは接続しているDVDプレーヤーを使っていた。ところがこのDVDプレーヤーも壊れた。リージョンフリーで米国のDVDも見られる5年前に買ったJVC製。
自宅で仕事を始めてリビングでCDを聴くことが増えた。リビングには2004年末に買って日常使っているハードディスク&DVDレコーダーがあるからCDはこれを使って聴くことはできる。でも起動が遅い。CDを聴くため起動を待ってドライブ変更などで数十秒かかって効率が悪い。
そこで寝室で使っていたONKYOとビリングのSONYを入れ替えた。寝室にもDVD-Audio/SACD対応DVDプレーヤーがあるからSONYと接続してCDも聴くことができる。寝室でCDを聴くことはあまりないからこれで十分。でも単に入れ替えるだけのはずが意外に大変な作業になった。
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© 2007 Takashi INAGAKI