2013年3月
朝5時起き。6:03に上勝を出て団長宅に車を置いて徳島大学へ。ここで学生たちと合流。1人は寝坊したとかで来なかったが2台に分乗して高知。9:25頃に高知学芸中学高校に着いた。ここで作曲家の松下耕氏を迎えて来週ある演奏会の練習なのだ。
練習は午前2時間と午後3時間。3年前に徳島の阿南で歌った組曲だから歌えると言えば歌える。あのときはステージで感動して泣きながら歌った。その経験があるからだろうか。練習のときから曲に気持ちを込めるとすぐ泣ける。特に4曲目と5曲目。
3年前は松下耕氏を迎え高松で2度練習があったと思う。本番直前でも松下耕氏が気持ちを込める重要さを繰り返し説いた。でも今回はどちらかというと技術的な指導が多かった。思い出や余談に脱線しながら音程はもちろん音符の長さを意識することパートのバランスなど指摘。
前日に松下耕氏が高知の合唱団員らと飲んでいたときのツイートに絡んだ。今まで何度か松下耕氏のツイートには絡んでいる。練習を終えて団長を待っているとき前を通った松下耕氏が私に「Facebookかツイッターでいつも・・・」と声を掛けてくれた。本番は来週。少し楽しみだ。
木曜の送別会でS氏が10時頃にホテルに行くと言っていたような気がして電話をした。半分冗談だったということだが近所らしいのでホテル前で合流。S氏の勤務先も見せてもらった。ホテルから徒歩1分だった。組織は離れたS氏だがこれなら私が東京出張のたびにすぐに会いに行ける。
10時半頃オフィスに行って打ち合わせ。昼食は近所のそば屋。徳島には真っ当なそば屋が少なく東京に来ればそばを食べたいと思うのだ。午後はフリーで懸案のビジネスバッグを探しに街に行った。まずは新橋。それから有楽町。銀座を往復して東京駅まで歩いてみた。
結局有楽町の阪急で買った。書類だけ入れるには厚く大きいが徳島での移動は車なので大きさは気にしないことにした。出張で着替えを入れるには1泊分ぐらいだが今まで使ってきた古いバッグも使えなくはないので目的によって併用しようと思う。恥ずかしいと前に書いた名刺入れも買った。
とにかく歩き携帯電話の万歩計によると20,909歩。ホテルに荷物を置きシャワーを浴び19時頃出発して新宿。別の仕事で東京にいる妻と合流して個室で夕食を取りバーへ。他のお客さんと話が弾んで気づけば2時。東口でタクシー待ちの人が何人も。妻と別れタクシーで半蔵門のホテル。
9時25分頃に上勝を出たと思う。10時半には徳島空港に着いた。いつも座席は空港の機械で指定するのだが出発1時間前にして私の選択肢は3列の中央2つだけ。春休みで乗客が多かったのと今回のチケットはマイレージの交換だからだろう。両サイドは紳士な人でまずは快適だったが。
浜松町でタンタン麺を食べてから六本木一丁目。分かる人には分かるだろう某社で打ち合わせというか雑談2時間。半蔵門のホテルに16時半頃チェックイン。iPadも持ってきたが今日はこの日記をiPhoneでここまで書いて神保町へ。そこから歩いて山の上ホテル。
お茶の水や神保町には何度も来たがこのホテルは初めて。今日はA社の歓送迎会なのだ。3つに分かれたテーブルでシャンパンで乾杯。私に乾杯の音頭を取れと幹事のN氏が言うので挨拶少し。あとはビールに白ワインに赤ワイン。フレンチのコースはおいしかった。
送られたのは21年いて、定年になった経理のAさん。元広報で出向していたS氏は転籍。1年のKさん。3ヶ月の研修で来ていたM氏。新しい人は派遣のSさんと経理のIさん。何だか送別という実感がないまま散会。神保町のおでん屋でK氏と諸々。意外に早く22時半頃ホテル着。
最近は月に1度程度出張に行っていてそのたびにバッグを物色している。2月に千葉の船橋で仕事をしたときは会場が巨大なショッピングセンターだったから合間に見て回って東急ハンズでウェストバッグを買った。今まで使っていたのは肩掛け式だったが最近は専ら新しいバッグを使っている。
福岡に行ったときは帰りの博多駅で時間があったので駅ビルのショッピング街でバッグばかり見て回った。今使っている出張用バッグは20年は使っている。友人K野が安いからと連れて行ってくれた秋葉原あたりの店で買ったと思う。確かに安かった。3,000円ぐらいじゃなかっただろうか。
それ以来400回ぐらい出張に持って行っていると思うが最近は使う機会がなく気づけばカビが生えていたりした。2〜3泊の出張分の着替えとPCと書類を入れてちょうどいいし壊れていないので使い続けたいと思っているのだが。それより日常的に使えるビジネスバッグが問題だ。
東京時代に買って通勤に使っていた。肩にも掛けられるが持ち手を留めている片方のネジが外れるのだ。1度外れネジだけ買ったがまた外れてなくなった。革製だが手入れもしなかったので見た目がボロボロ。というわけで1泊程度まで使える普通のビジネスバッグが欲しいと思っているところ。
先日の消防点検後に飲んでいたときに話をした。上勝に移住して4年少しが経ち思うのは皆が本音を結構ぶつけ合っていること。人には思想なり筋があって常にそれを通す人が多いように思う。都会では心に思うことがあってもあまり表には出さず誰とでも仲良くしようとしているのと対照的に。
田舎と言えば陰口が多くて閉口するといった話を聞くし私もそう思っていた。でも上勝で確かに陰口もあるが言われている本人があまり気にしていないように見える。そもそも陰口は陰口であって本人には言わない。みんなが言い合っているのだからお互い様と考えれば気に病むこともない。
地域の人たちで飲む機会は都会より多く私は酔って記憶をなくしたことは20歳頃を最後に全くなかったはずが上勝では年に2〜3度泥酔している。記憶をなくさないまでも酔えばいつも思っていることを当の本人にぶつけることがある。喧嘩になることもあるが翌日になれば普段の生活だ。
酔ったときは陰口が表に出る。それでお互いが言い合える。陰口の元は結局のところ思想の対立だったりするから意見に納得はしないが相手の人格と立場は認めている。お互いがそういう関係にあるように思える。それは私にとって楽であって人の目が気にならなくなったような自覚がある。
前回の上勝TVで出演してくれた上勝シスターズが受賞したとくしま芸術祭2013パフォーマンス部門の発表会があるので文化の森に行ってきた。ここの21世紀館イベントホールというところで上演される。出演団体は5つ。お目当ては準グランプリだから最後から2番目。
正直に言えば最初の2団体は退屈してしまった。芸術と言えば芸術だろうが完成度が低すぎる。3番目の子供たちのダンスは楽しめた。会場は教育長や役場の職員や出演者のご主人ほか上勝の人たちが何人も。最後の書道パフォーマンスは見ずに退席した。
上勝シスターズの「こめこめ踊り」は阿波踊りのリズムで米作りをユーモラスに演じる一種の劇だ。元々は地元の老人会での出し物だったらしいが人気を呼んで今や引っ張りだことか。女性ばかりのメンバー7人のうち3人は前から知っている。棚田でお世話になったT中さんもその一人。
昨秋撮影されたビデオよりバージョンアップしていて面白かった。素晴らしい。終えて美味しいコーヒーが飲みたいと春日町の「ヤマカク」さんへ。徳島に帰ってまだ2度目。すみません。マスターに写真を撮ってもらった。夕食は川内のタイ料理店。店のオペレーションに難ありだが美味しかった。
MacBook Proの外部ディスプレイ (3月13日・水)
先日来MacBook Proの使用環境を整えている。実は個人的なUstream配信を試みようとしているのである。配信ソフトであるUstream Producer ProのライセンスはWindows用だから本当ならメインで使っているWindows PCで行えば楽なのだが必要なアプリがMacにしかないのだ。
それがCamTwistというソフト。配信画面をWebカメラやデスクトップなどの中から選択して切り替えられる。iPadの画面を見ながら配信したいと考えていてiPadをまずMacの画面に表示させてCamTwistで配信画面を構成して無料版のUstream Producerに送るというシステムになる。
加えて音声の制御ソフトを起動すると17インチ1920×1200ピクセルのディスプレイでも狭い。そこでMacBook Proから外部ディスプレイに接続するコネクタを買った。MacBook特有のThunderbolt端子と同じ形状だというmini DisplayPort端子。今日ヨドバシから届いた。
既にWindows PC用に22インチと23インチのディスプレイを使っていてもう1台ディスプレイを置く余裕はない。そこでMacから今日買った端子経由アナログディスプレイケーブルをメインディスプレイに接続。ディスプレイの入力を切り替えて使う。接続はあっさり終了。これで準備は整ったはず。
四国の男声合唱団が集まった演奏会が先週終わったばかりなのに1月後の4月7日には今度は混声合唱の演奏会が同じ高知のホールである。作曲家・松下耕氏の楽曲を松下氏が指揮して演奏するイベントだ。3年前には徳島の阿南市であった。
この練習が今日は徳島であり参加してきた。愛媛や高知や香川から集まった総勢70人ほどで練習。指揮は我が「響」のS神が行い2時間半を混声合唱組曲「この星の上で」。実は3年前に演奏したのと同じ曲。練習時間がないかららしいが何だかなぁ。
と言いつつ新曲を覚える時間があるとも思えず文句は言えない。ともかく先週の男声合唱フェスティバルが終わる前から録音データを聞いて思い出すよう努力していた。おかげで楽譜を見れば歌える。男声合唱もあって先日高知でも歌った「八木節」。これなら歌える。
3年前は松山から来たピアニストの大澤さんが練習のとき泣きながら弾いていたのを覚えている。そして今日。5曲目の前奏を聴いてあまりの情感に私は泣きそうになった。ピアノ伴奏で感動させる大澤さんのピアノ。これからの練習と本番が少し楽しみになった。
上勝TVは第28回を数えた。今回は視聴者である鳴門のA氏からの要望で私たちも初めて知った上勝シスターズだ。聞けば元は敬老会の出し物として考えたものが発展して「チャレンジとくしま芸術祭2013」準グランプリを受賞したというので登場していただいた。
ゲストは7人。今までで最大だったのはライブ演奏を配信したときの4人だったと思う。マイクをどうするか。着席位置をどうするか。番組の構成はどうするか。結局ゲスト2人とパーソナリティ2人の4人が前列でゲスト5人が後列としてパイプ椅子を公民館から借りてきた。
それとは別にスタジオのレイアウトを若干変えた。配信テーブルを横から見ていたのだが今回からカメラ横から正面に向いた。そのためにスペースが狭くなりPCからのケーブルの取り回しに苦労したのだが何とかなった。大きな問題もなかったように思う。
夜になってアーカイブを見たのだがカットするところもあまりない。本番中は皆が話すからバタバタしたかと心配したが大丈夫だったと思う。番組が終わり配信をしながら皆で記念撮影している風景をアーカイブで見ていたら感動してしまった。素晴らしい方たちを紹介できて本当に良かった。
サイドテーブルの上を片付けてMacBook Proを置いた。上勝TVのデータをテレビトクシマ用に編集するのに今まではダイニングテーブルにMacBook Proを持ち出して作業していた。月に1日だけだからそれで済んだのだが明日に上勝TVで使う動画を編集するのにデスクでやれた方が楽なのだ。
Y氏が持ってきてくれた動画データを3分弱に編集してYouTubeにはアップしたが今日はさらに短縮版を作成した。Windows7でもできるのかも知れないけど動画編集はMacを使ってきたので今さら新しいアプリを使うのも面倒で。ただしMacBook Proとのデータのやりとりはややこしい。
仕事のデータは全てNAS(ネットワーク上のハードディスク)に置いているからNASにアクセスできればデータはやりとりできるのだが今までMacBook Proからは読み出ししかできない設定にしていた。まずはNASをフルアクセスできるよう設定を変えて。何かやろうとすると準備に時間がかかる。
さらにUstream配信できるような方法も調べて諸々。iPad画面をReflectorで表示させた上でN氏から教えてもらったCam Twistを設定。音声はSoundflowerで制御。勘違いしてSplashtopも設定したが無駄だった。実はATOK2012 for Macも買って少しMacを活用しようと思っているところ。
テレビトクシマでの再放送用に編集した上勝TVのデータは最後にDVDで納品することで画質が劣化しているような気がすると前に書いた。DVDにせず書き出したデータは9GB。それをDVDにすると4GB以下になる。9GBのmovファイルをそのまま納品できればベストだとも書いた。
それで福岡出張前にUSBメモリを注文しておいた。バッファローの一番安い16GBメモリ。これにコピーして納品すれば。ところがMacBook Proからコピーしようとするとデータが大きすぎるというメッセージ。調べてみるとフォーマット形式がFAT32なのだ。これは4GBまでしか扱えない。
仕方がないからNTFSにフォーマットし直した。ところが今度もコピーできない。NTFSはWindows専用フォーマットであってMacでは扱えないのである。それでMacBook Proで改めてフォーマットし直してやっとコピー。そんなことをツイッターに書いたら福岡に住む元同僚が教えてくれた。
exFATというフォーマット形式だと古いPCでは扱えないがWindowsとMac双方で使えるらしい。月曜にテレビトクシマに持って行ったらデータは使えそうだがMacで取り込みWindowsに変換する作業をしていたらしい。次回の編集ではexFATでフォーマットし直してみようと思う。
(既に書いていた日記を手違いで削除してしまった。同じことは二度と書けない。言いたかったことだけ書き残しておく。)
140人の合同演奏の練習は本番当日朝になっても今ひとつだった。指揮者が「ピアノで」と言っても「間違った音を出している人がいる」と指摘しても大きな声で歌う人も間違ったまま音を出す人もいた。その空気が変わったのは合同練習が終わった直後の高知の代表者の発言だったと思う。
彼は「お前らが気持ちよく歌うために今まで準備をしてきたんじゃないんだ」と言ったのだ。怒気を含んでいたように思う。気持ちよく声を出したのでは芸術にはならないので当然の指摘だと思う。私も我が意を得たりと思った。
それがあってか本番ではまずまずの演奏になったと思う。間違っている人もいたし私も1カ所間違ったが全体としては良かった。Facebookページには合同演奏を聴きながら号泣していたと書き込んでくれた女性もいる。しんどい練習だったが感動したのである。
そう言えば神との一体感も得ることができた。声を出せば全体に溶け込み歌わなければ全体を感じるという意味で。擬似的だがそれを思うと声が震えた。
5時半起きで6:10発。徳島駅近くの練習会場に36分で着いた。ここに仲間9人が合流し2台に分乗して7時に出発。ほかに3台4人が高知に向かった。先週練習に行った会場での全四国男声合唱フェスティバルに参加するのである。吉野川ハイウェイ-オアシスで休憩しつつ9:20頃到着。
「響」単独ステージ練習や合同演奏の練習を舞台で行い弁当を食べ本番。「響」単独では13人という少人数で松下耕作曲「日本の民謡」から3曲。2曲は2月に演奏したが3曲目は先日の福岡出張に楽譜も持参し聞き込んで覚えた。今日になってフリが付いたが何とかなった。
合同演奏は「永久(トコシナ)ニ」。古事記の神名が歌われスケールの大きな組曲。混声合唱版があったのだが今回の演奏会用に男声合唱版を委嘱したらしい。音取りにも練習にも苦労したが結局は楽譜を持ってステージに立ち何とか歌えた。
140人超の合同演奏は18列に並び8段を使う。ここに団ごとの立ち位置が指定されていて誰がどこに立つか団内で調整する。パートが8つ。これをマトリックスにはめ込んだ主催者の苦労は察するに余りある。そして私は2ndテナーの最もトップ寄りの前から2段目で歌った。(続く)
木曜は7:50に集合して8時から会場設営。天神にあるソラリアプラザ1Fでサイバー犯罪防止キャンペーンというのをやったのである。お昼前からは福岡県警音楽隊の演奏。午後はHKT48の3人が来て「1日サイバーポリス」任命式とトーク。会場ではホンモノ?ニセモノクイズや展示。
取材に来たテレビは4社。夕方のニュースで流れたはず。新聞は2社と名刺交換したが今日は全紙に掲載されていたらしい。17時に終わり撤収。展示品を片付けトラックに乗せ。夜は中州まで歩き打ち上げ。先方は遅れて来たが最後は13人。大いに飲んで締めは博多手一本。
今日は片付けのために再集合し荷物を整理し14個口を送り先ごとに分け昼前に解散。K氏がフォントワークス社に行くというので付いて行った。福岡時代の14年前に紹介されて最近Facebookで繋がったU村氏がいるので会いに行ったのだ。ご挨拶10分だけ。続いてU村氏が電話してくれて。
博多座隣の喫茶店でF本氏と会った。U氏ほか福岡IT人脈を紹介してくれた人物だ。天神地下街で偶然会ったのが8年ぐらい前だからそれ以来。D社は遠いから行かなかった。14時過ぎに博多駅に着いたが15:13発のぞみ。ハワイから飛行機で帰った妻と合流してかつやで夕食。
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© 2013 Takashi INAGAKI