2012年9月

同期の宴会と台風とエネループ (9月30日・日)


29日(土)。徳島市川内でJ社の同期入社14人が集まる宴会に参加するため16:40頃出発。一旦鳴門の実家に車を置いて母に送ってもらおうと思っていたのに途中で電話をするとフラフラするとか言っているので鳴門に入ってUターン。5分ほど遅刻してお店に到着。

車で来てしまったから最初はノンアルコールを飲んでいたが代行運転に電話してからビールを飲み始め。金曜付で退職した人が3人だか4人いてそれが契機の飲み会。話題は昔話やら最近のJ社の噂話やら。ある部長がクビになった顛末とその後の後任部長の話に驚いたり。

この日は妻が消防学校に1泊研修のはずだったが台風17号接近で2日目は中止になり妻は日帰り。私は予定通り代行で鳴門の実家。慣れないベッドで深夜まで寝られず朝起きてからも台風が気になってツイッター三昧。15時頃吹き返しの風で家が揺れたが被害はなかった。

ネットはドコモのモバイルWi-FiルーターとiPhone4だけだったがルーターは6時間でバッテリ切れ。エネループを繋いだがこれを充電しながらルーター充電はできない様子。そのうちエネループもバッテリ切れで充電したり電源を外したり。やっぱりWi-Fiルーターがあると面倒だという体験。

IIJmioのMVNO 2 (9月28日・金)


機器代金は高いが輸入版SIMロックフリーiPhone5とMVNOのSIMの組み合わせが私の使い方に最もマッチしてかつトータルの料金が安くなると気づいてIIJmioからナノサイズのSIMが提供されることを待つことにした。ただIIJmioのサービスがどのようなものかは使ってみないと分からない。

IIJmioのファミリーシェア1GBプランというのは月2,940円で1GBまで使えるSIMが3枚。ドコモのスマホやWi-Fiルーターなど3機種を同時に使える。1GBを使い切ると100MB分を500円でチャージすることもできる。チャージしなくても128kbpsという低速だが接続機能は維持される。

今必要なSIMはモバイルWi-Fiルータ用の標準サイズ1枚のみで3枚もは不要。iPhone5のナノSIMを手に入れるには再度初期費用を払って契約し直さないといけない。一方で低速128kbpsプランもある。これだと通常128kbps接続だが100MB分を高速接続できるクーポンが500円で買える。

私のiPhoneの使い方だと月の使用量は数十MB程度ではないかと思っている。XiやFOMAが使える100MBクーポンを買っても1,480円。200MBを高速で使っても1,980円と安い。低速接続の使用感も確かめてみたい。そんなわけで今日128kbpsのコースを申し込んだところ。

IIJmioのMVNO (9月27日・木)


ドコモ回線を使い安いネットワーク利用料でサービスを提供するMVNOを調べてツイッターに書いたらIIJmioを奨められた。他にも事業者はあるがIIJなら安心ということか。IIJは日本のインターネットサービスの草分け中の草分けだ。法人向けが主だがIIJmioは個人向けサービスらしい。

au版iPhone5に抵抗があるのは使わない電話の基本料金980円が必要だからだ。電話はガラケーがあるからネット機能さえ使えればいい。一方ドコモのWi-Fiルーターで月に5,988円支払っていてこれも高い。それがIIJmioの1GB制限コースだと初期費用3,150円と月2,940円になる。

私は月1GBも使っていないはずだからドコモ回線を解約しても1月で元が取れる。しかも回線番号など契約の心臓に当たるSIMが3枚もらえる。それで思いついた。SIMロックフリーの輸入盤iPhone5を買ってIIJmioのSIMを使えば本体価格は3万円近く高いが通信費は今の半額以下になる。

ただしiPhone5で採用されたナノサイズのSIMはIIJmioから提供されていない。マイクロSIMを削るリスキーな方法もあるらしいが正規品を使いたい。これが提供されるか分からないが待ってみようという気になっている。ナノSIMが出たらSIMロックフリーの輸入盤iPhone5を買うというのが美しい。

iPhone5とMVNO (9月26日・水)


相変わらずiPhone5で迷っている。妻を空港に送った帰りの月曜にはauショップに行った。前に行った店では盗難補償など毎月488円も購入条件と言われたが今回の店では何もなかった。au版を買うとすればここの店にしよう。ただ予約してもいいと思って行ったが買う気は起きなかった。

今使っているiPhone4の回線契約は解約している。回線契約が継続していればauに番号を引き継ぐMNPで移っただろう。MNPだと毎月980円の基本使用料が無料なので2年で24,000円弱安くなる。現在ある回線契約はドコモのWi-Fiルーターだがこれは来年4月末に2年の年季が明ける。

iPhone4に不満はないのでドコモの年季が明ける来年5月にiPhone5に移行するのが正しいように思っていた。ところがMVNOと呼ばれるドコモ回線を使った通信事業について調べてみたら通信速度や月当たり通信量は制限されるがドコモ回線の半額や1/3で使えることが分かった。

MVNOにはたいてい2年縛りがないので私の通信量であればドコモの解約料9,975円を払ってもすぐ切り替えた方が得である。ということはiPhone5はauでもソフトバンクでも買って即解約してもいいかも知れない。あるいはSIMロックフリーの輸入版がいいかも知れない。どうしようかな。

徳島空港と市内の渋滞 (9月25日・火)


月曜。仕事で東京に行く妻を送って徳島空港。飛行機の出発は9時30分というから渋滞を予想して早く出た。上勝を7時7分。素直に国道を走ったところ県庁から先の対向車線は渋滞していたが北向きはスムーズに流れた。県庁通過が7時50分頃で空港は8時20分頃に着いた。

そもそも北向きはそれほど渋滞しないのだろうか。空港近くまで来てナビを見直したら市内に渋滞マークが付き始めていたから渋滞が始まる前に市内を通過したのかも知れない。早く着いたので帰りの渋滞時間をやり過ごすために空港でコーヒーを飲んで9時頃までいた。

かつて鳴門から沖浜に通勤していたときは何時頃に家を出ていたのだろう。鳴門の先輩に7時半に出れば渋滞に遭わないと教えられた記憶があるが結局いつも何時頃にでていたか忘れてしまった。沖浜に到着するのは始業の9時半ギリギリ。逆算すると県庁を9時20分過ぎか。

鳴門から吉野川大橋を渡ると左折して徳島大学の東を橋って中洲から国道に戻る裏道が通勤路だった。逆算して吉野川大橋を渡るのが9時10分として家を出たのは8時30分頃か。雨が降って川内から渋滞すると遅刻するパターン。ともかく今の空港行きの渋滞情報もう少し集めないと。

写真展と香川での合同練習 (9月23日・日)


土曜は夕方から文化の森にある徳島県立近代美術館に行ってきた。ここで開催されていた「9thオメガフォトクラブ写真展2012」に近所の写真家N氏が出展していたのである。この写真展には毎年行っているような気もするが今年は閉館前の16:30頃に行って30分見てまわった。

フィルムカメラを現像するのが趣旨だそうだ。N氏はBreathのタイトルで6点。私もよく知っている3人の女性の深呼吸の写真と風景。女性3人の深呼吸があるからだろか風景の写真にBreathを感じる。他には穴吹町の風景を写した写真に惹かれた。ここも神の里ではないのだろうかと。

日曜は10時過ぎに上勝を出発。来年3月に開かれる全四国男声合唱フェスティバルの合同練習。「響」からは2ndテナーの私とバリトンA氏とベースT氏のパートリーダー3人に指揮者のS氏。4人が乗ってA氏の車で。坂出で高速を下りてA氏が事前に調べていたうどん店で昼食。

会場には13時に着いたが練習は13:30から。「響」からは4人だけだが香川の2団体から合計50人ぐらい。木曜に階名での音取りをしたばかりの曲をいきなり歌詞付きで表現まで指摘されて歌わされる。2曲目は音取りさえしていない。音符と歌詞を追う3時間でぐったり。19時に上勝着。

埼玉のS氏家族と杢居 (9月21日・金)


木曜日。埼玉から東京時代の同僚S氏が家族で遊びに来てくれた。奥さんのD嬢も元同僚。2歳のK君は初対面。S氏は今は別の団体に出向しているが今も形式的には先週来たK氏の部下に当たる。D嬢は音楽活動をやっていて何度かライブを見に行ったこともある。

上勝には木曜午後。昼食は小松島のこはくの天使に行ったらしい。上勝では事務所でしばらく話をしてからいっきゅう茶屋とくるくる工房に行き樫原の棚田。山を越えて射手座造船所に寄って一旦分かれた。妻を降ろし私は「響」の練習へ。その前に彼らの宿泊施設を見せてもらった。

宿泊していたのは徳島市八万にある「杢居(もっきょ)」。上勝にある「くるくるハウス」と同じ徳島くらし体験ネットワークのWebで紹介されている。実際に見せてもらうと徳島市の住宅街に木の一軒家。柱も梁も現代家屋と思えないほど太い。木の匂いがとてもいい。

驚いたのは大きなスピーカーと本格的なオーディオ設備があること。CDやMDがクラシックを中心に数百枚あったこと。誰かが趣味で持ち込んだのだろうか。テレビはないらしい。生活するには不便とのことだが1泊4,000円は安い。くるくるハウスと同様ここも人に奨められそう。

iPhone5 (9月19日・水)


iPhone5は21日(金)に発売される。今月中には全世界で1,000万台の出荷が見込まれるといった報道がある。とても発売日に入手できるとは思えない。といって私も発売日に欲しいとも思わない。最初の製品には必ず不具合がある。買うのは落ち着いてからで十分だと思う。

一方でWebを見ていてはよく分からないのでドコモとauのショップに行ってきた。まずドコモ。今あるWi-Fiルーターを解約した場合の料金の確認。そしてコース変更した場合の料金。担当の男性はパンフレットをめくって右往左往した挙げ句に電話を掛けて訊いていたが回答は曖昧だった。

続いてauショップで訊いたところiPhone5購入にはWebで紹介されている料金の他に紛失保険など488円が必要だと言った。この店だけだろうか。今日はソフトバンクもauに対抗してテザリングを始めると発表したらしい。来年1月から。上勝でソフトバンクは使い物にならないから関係ないが。

改めて海外で販売しているSIMフリー版の価格が気になる。これにドコモのLTE「Xi(クロッシー)」のWi-Fiルーターを組み合わせる方法もありそうだ。おそらくau版iPhone5よりトータルでは高くなると思うのだが。そんなわけで少なくとも発売から1ヶ月は様子見しようと思った次第。

コンクールでの演奏 (9月18日・火)


徳島男声合唱団「響」の四国合唱コンクールでの演奏を録音したCDを聴いた。課題曲「Linden Lea」はハーモニーが美しい。抑揚が効きながら表現力が素晴らしい。指揮者が意図した演奏ができていてそれでいて美しく感じるわけだから本当に良かったと思う。

ところが自由曲の「Volga」にはがっかり。直前練習まで不安いっぱいだったにも関わらず舞台上で安心して聴けたベースは録音を聴いてもよく歌っている。ところが録音を聴いてみると逆に他のパートが今ひとつ。全体としても結構バラバラだ。

指揮者の指示に反して息継ぎで音が切れる。何よりこの曲にして迫力を感じない。音取りに必死で丁寧に歌おうという意識が強すぎたのか前半は迫力がないだけでなく表情がないのっぺりした印象。後半は慣れてきたのか皆が歌い始めているが逆にバラバラな印象が強くなる。

改めて聴いてみて指揮者の指示の方向性は正しいように思うが表現の意志が統一されてない。やっぱり歌い込みが足りなかったのか。課題は自信を持てるまで歌い込み表現を統一すること。指揮者の指示を全員が正しく理解し表現する技術を使うこと。やればできると思う。

iPhone5かiPod touchか (9月16日・日)


9月12日深夜。日本時間26時からアップルがiPhone5を発表した。私は自分のiPhone4でツイッターを見ながら発表内容を確認していた。やや縦長になりながら軽くなりコネクタの形状が変わった。これらの情報は事前に噂としてネットに広がっていてニュースに驚きはなかったと言う人が多い。

私のiPhone4は2年前の10月に買ったから今回は乗り換える気でいた。au版はiPhone5をWi-Fiルーターとして使うことができるデザリング機能が付くと報道されてからはネット上で再び騒ぎ。私は今までNTTドコモのWi-Fiルーターを使ってきたがこれならauに乗り換えてもいいと思えた。

一方で電話はドコモのガラケーを使っているので同時発表されたiPod touchで十分だと考えた。ところがGPS機能がない。位置情報の取得に不安がある。Facebookで書いたらMくんがWi-FiルーターのGPSを使ってある程度特定できると教えてくれた。そうやって情報を集めつつ。

それで今日改めて2年間の料金をシミュレーションしてみた。iPhone5機種代金は2年縛りの通信料に吸収されるからドコモWi-Fiルーターの解約費用を入れてもiPod touch+Wi-Fiルーター継続と大差ない。そんなわけで今のところau版iPhone5に傾いているところ。

K氏 in 上勝 (9月14日・金)


ACCSのK氏とは火曜夜に石本商店に行った。N氏OくんSちゃんも誘って。あらゆる行為は情報が付随するといった話だったか例えば直火で焚いたご飯が美味しいという情報を知らず選択できないのが現代だとN氏が言ったらK氏は教育の問題だと言ったような気がする。面白かった。

その日の朝に月ヶ谷温泉前の上勝マルシェで買っていた野菜をK氏が石本商店に持ち込んで料理してもらった。出かける直前にH氏からもらったハマチの小さいヤツも捌いてもらった。山奥で美味しい食事をしながら文化と情報を巡る議論ができるのが楽しい。

23時半頃戻ったがそれから酔っぱらって3人で激論。K氏には夫婦で失礼なことを随分と言った。ちなみに火曜昼はみやこ屋でうどん。水曜昼は美渓で徳島ラーメン。美渓では隣にいた初めて来たという若い女性が肉入りラーメンに大はしゃぎで他のお客らも話に加わり面白かった。

K氏はO鍛冶屋で包丁2丁と草抜き器を買い高鉾建設でお酒2本。いっきゅう茶屋で野菜も買ってSさんの畑でカボチャももらった。午後話をした流れで「防災ハンドブック」を制作しているFM徳島のR嬢を紹介して訪ねたところK氏の問題意識にどんぴしゃり。17時過ぎに空港にお送り。

ACCSのK氏 (9月13日・木)


月曜は東京から一般社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)の専務理事K氏が来ることになっていたので9時過ぎに出て徳島空港。私の仕事先ではあるが24年前にJ社に入り彼の団体を担当して以来公私にわたり付き合ってきた方でもある。

空港からまずはK氏がアポを入れていた徳島新聞社へ。ところが担当の方が前日に倒れ入院しているとかで別の方が応対。一旦昼食で東大大道本店で徳島ラーメンを食べ旧・珈琲美学でコーヒーを飲み再び徳島新聞社。すぐ裏の喫茶店に案内され1時間半あれやこれや。

上勝に戻ったのは夕方近く。「笑うキミにはフク来たる」を見てから徳島なら魚だろうというわけで妻と3人で小松島の恵比寿丸へ。店頭にあるいくつもの生け簀から魚を捕りだし目の前で捌いてくれる。Facebookに書いたらC社S社長がコメントをくれた。大将はスペイン語がぺらぺらなんだとか。

ともかく恵比寿丸はK氏の好みに合致したようで大いに喜んでいただいたのでヨシ。帰りは代行を呼んでもらい。交渉して5,000円。帰宅後もしばらく飲みながら話をして。くるくるハウスが予約できなかったものでK氏には事務所に寝てもらった。

消防操法 (9月12日・水)


土曜日の上勝TV配信から怒濤の4日間だった。まず日曜のことを書こう。上勝TVの配信を終え軽くビールを飲み始めたが結局寝たのは2時半頃。日曜は7時集合。消防団の防災服を着てヘルメットを被って。25人ぐらいいただろうか。車に分乗して近くのグランドへ。

ここで消防操法大会があった。消防操法とはポンプのエンジンをかけホースを繋ぎ放水する一連の動作を4人1組になって決められた手順で行う一種の競技である。町内に6つある分団などから4人1組でチームを出して我が分団では7月頃から月2回練習してきた。

2番員だった私は水をポンプに吸い上げる吸管を担当。3番員はポンプのエンジンを始動し操作する。1番員は放水ホースをポンプに繋ぎ別のホースを持って延長する。さらに指揮者もホースと筒先を持って先に走る。3本の放水ホースを連結し実際に放水。

ところがこの大会で我がチームは最初放水できなかった。先輩方がいろいろ試して特定したのは吸管がポンプに正しく接続れていないという原因だった。やれやれ。この大会では妻も女性消防チームで参加。終えて昼前から分団の総会。それから懇親会。私は酔っぱらって17時過ぎに撤退。

上勝TV第22回 (9月8日・土)


最近は毎月第2土曜日に配信しているUstream番組「上勝TV」だが今回は初めて取材が入った。過去にテレビトクシマの「ひとりで撮れるもん」の藤ちゃんが来たことはあるが配信を撮影したのではない。今回はNHK徳島放送局が番組用にほぼ密着で取材していたのである。

夕方のローカルニュースの中で放送するらしい。「幸せ」をテーマにしたコーナーで今回は上勝TVを通して主に妻を取り上げるのだとか。取材をしているのは東京大学を今年卒業してNHKに入局したばかりの新人ディレクターである。最初に来たのは7月頃だっただろうか。

7月下旬ぐらいから上勝TVの9月配信番組を核に本格的に取材したいという話があった。断る理由はないので受けて今日で会ったのは6回目ぐらいかも。今週は火曜に私らの取材を取材したし木曜はインタビューで3時間。その前に8月25日の地撮りイベントにも来てもらっていたし。

番組は英国出身のALT英語教師のヘンリーへのインタビューと上勝食材だけを使った佃煮やアイスを製造販売している彩食品グループの2人。お母さんの話にもEちゃんの話にも感動した。それぞれ熱い思いを持っていることを伝える仕事をしていることは確かにそれは幸せなのかと思う。

合唱の練習 2 (9月7日・金)


徳島男声合唱団「響」の練習には6月の合唱祭が終わって以降コンクールまでに私は1回しか休まなかったと思う。指揮者を除けば出席率は1位か悪くても3番以内だと思う。往復1時間半はかかるが東京から上勝に移住してから基本的に練習には行くようにしている。

その結果と言っていいと思うが4年前より上手くなったという自覚がある。上手いというと語弊がある。音程を維持して歌う技術が今までで最も高いという意味だ。指揮者からは音が違うと指摘はされる。それでも指摘された音を修正する技術は少し分かってきたといったところ。

ただ歌い方を指揮者の指示通りにすることは難しい。例えば音を区切らず滑らかに歌えと言われても滑らか度は指揮者の手本の20%がせいぜい。それに間違って覚えてしまった音を修正するのも難しく車に乗ってはICレコーダーに録音した正しい音を聞いているがいつも苦労する。

それでも本番で歌う音を覚えたというだけの状態で上手く歌えるわけがない。この状態では周りと合わせられず声は小さくなるだろう。自信がないカ所は歌えないかも知れない。それでは何のための合唱か。歌えないカ所は私にもあるが限りなく皆に貢献するべく練習するしかないのである。

合唱の練習 (9月6日・木)


今回の四国合唱コンクールには指揮者を除いて36人が舞台に立った。普段の練習が10人そこそこであって人を集めるために指揮者も団長も方々に声をかけたようだ。休団中のメンバーや過去に所属していた団員。さらに隣県の他団体からも参加してくれた人がいる。

だから36人が揃ったのは本番だけだ。1週間前や2週間前の強化練習でさえ参加者は22人ぐらいだった。それは仕方がない面がある。今年で最後の33人以上のカテゴリーに出場する意義のため人を集めたのだから。滋賀や三重や香川から練習を含め参加した人には感謝したい。

一方で徳島にいながら練習に来ない人もいた。社会人合唱団である以上ある程度仕方がない。本当に忙しい人のことを私は知っている。遅れても練習に参加する努力をしている人も知っている。でも学生はバイトを優先するし参加する時間があるにも関わらず来ないメンバーもいたと思う。

合唱は皆で声を合わせる音楽だ。そのために音程を維持したり声質を合わせたり表現するために合唱ならではの技術がいる。技術は練習以外に身に付ける方法がない。指揮者が求める表現を実現するために自分が納得できるだけの練習はしたいと思う。

四国合唱コンクール (9月2日・日)


10時7分に上勝を出てガソリンを補給し川内から高速に乗り吉野川PAで休憩して高知市。13時前に「ひろめ市場」。フードコートのような作りで人気店には行列。テーブルも空きがなくウロウロしながら席をキープして妻が並んで買った鰹のたたきを食べた。たれと塩の定食1人前ずつ。

ナビを見ながら高知市文化プラザかるぽーと近くのコインパーキングに駐車したのが14時前。妻は近くを散策に行き私は会場へ。仲間らと雑談して14:40集合。舞台での並びを確認して14:55から誘導に従ってまずは着替え。続いてリハーサル。2カ所で待機して本番は16時過ぎから。

20分あったリハーサルで自由曲は一度も通せず。相変わらずボロボロで指揮者の檄が飛ぶ。ただ自由曲での私の右隣は滋賀からやってきた絶対音感を持つY君。彼の声に合わせれば問題ないと思いつつよく聞き取れず。本番でも隣の声はあまり聞こえず自分の感覚で歌っただけ。

練習では自由曲でベースの音程が狂うことが多かったが本番では私には安定して聞こえた。それで安心できた気がする。自分自身は特に問題なく歌うことができた。結果は金賞で全国大会に行くことになった。帰りはホール近くの居酒屋で鯨を食べてビールを飲んで。妻の運転で帰宅。

O君とAちゃん (9月1日・土)


8月30日(木)の夜に「響」の練習から帰ってきたら住宅の前に大きな人影。隣町の勝浦町にある鍛冶屋のO君。何をしているのかと訊いたら月がキレイだから見ていたと。1月に2度目のブルームーン前夜だったらしい。一緒に空を見上げて月や飛行機の航跡の話をしていた。

そのO君は翌日である31日に入籍したらしい。FacebookでZWAの局長の書き込みで知った。相手はAちゃん。20歳の頃に上勝で1年いて東京の大学を卒業してから本格的に移住したと言う。私たちより随分と先輩の移住者だ。昨今は歌を歌って人気になっている。

昨夜のFacebookの書き込みから総合するとO君とAちゃんは3年前の8月31日に出逢ったらしい。それは地元の産直市いっきゅう茶屋であったゲリラライブだったのだが私も誘われてその場にいた。初対面だったO君の記憶はないのだがあの場でのことはよく覚えている。

その後O君とはよく会って話をする。地元の祭りを手伝ってくれて一緒に行動することもあったしテニスでも一緒になった。妻は彼から包丁を買ったしラーメン屋で偶然会ったこともある。最近よく話をする若者の結婚。私より20歳は若い2人を心から祝福したい。おめでとう。

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© 2012 Takashi INAGAKI