2005年5月

寺 (5月31日・火)
同僚が退職する。それはそうと、彼が入社前、寺で修行していたと聞いた。
それが、5月に修行僧によって放火された寺なんだそうで。当人は、犯人も
住職も知っているし動機も分かるらしい。本人もびっくり、私もびっくり。

体重 (5月30日・月)
3月に買ったステッパー。運動器具を4月からほぼ1ヶ月使ってみた。
1回30分〜40分。週に3回程度。はっきり言って目に見えて効果あり。
特に計測していないが体重2kg程度、体脂肪率3%程度減ったと思う。
5月はさぼっているけど、汗もかき体にも精神的にもいいのだと思う。

「日本文明とは何か」 2 (5月29日・日)
ノアの洪水で方舟に乗った「生き残り戦略」は、選民思想であり覇権主義。
一方、公家と武家の二重体制は、平安350年、江戸250年の平和を生んだ。
「文明の衝突」を超え、日本文明独自、非暴力の「無常戦略」こそを、と。
「日本文明とは何か」。内容はそこそこ難しいが、面白く一気に読んだ。

「日本文明とは何か」 (5月28日・土)
「日本文明とは何か」を読んだ。リベラルな民主主義の岸辺にたどり着いた後、
人間はどうなるのか。アメリカ的生活様式の動物的な「最後の人間」なのか。
そうではなく、動物性、自然性を超える気概を持った規律的日本的生活様式か。
ヘーゲルなど仏哲学者の思考を援用し、日本文明のグローバル化という考え方。

渋谷 (5月27日・金)
勤務先その1でそれなりに忙しく。夕方以降、メディアから次々と問い合わせ。
夜になって、徳島のK社長から突然のお誘い。渋谷で待ち合わせて妻も合流。
仕事の相談は妻にお任せ。解散後、またWest End。気持ちよく飲んだ金曜日。

その後の新選組 (5月26日・木)
「新選組!」DVDを妻は5回ではなく、前半だけなら8回は見ていると思う。
で、友人が教えてくれた続編のニュース。当然だろうと思うし、楽しみ。
日野に行ったとき、妻は続編ドラマ制作を求める署名を書いていたし。
見始めると感動もするけど、よく何度も見られるものだと感心もする。

中央病院 (5月25日・水)
母が入院している。何年か前に手術した胆結石か何かのその後の検査。
影が写っているからと調べたのだが、検査結果は特に問題はなかった。
ところが、その検査で膵炎。腹が膨れ吐き気。今は水も飲めず安静と。
病院まで遠距離を自転車で通い付き添ってくれている叔母に申し訳なく。

小室直樹 (5月24日・火)
学生時代、よく読んだのである。小室直樹。当時は東大助手という肩書きだった。
「ソビエト帝国の崩壊」「アメリカの逆襲」「政治が悪いから世の中おもしろい」など。
その後、書店でときどき見かけつつ少し距離を置いてきた。が、先日買ってしまった。
「日本人のための宗教原論」(徳間書店)。情報量は多いが、リズム感よく読める。

鎮魂のメカニズム (5月23日・月)
山折哲雄「日本文明とは何か−パクス・ヤポニカの可能性」(角川叢書)を読んでいる。
この中に「死者を許す文明と許さない文明」の項がある。もちろん、日本と中国のこと。
片や墓を暴き死屍に鞭打って怨みを晴らした歴史。なるほどA級戦犯は許せないだろう。
韓国の恨の文化も同様。日本のように、仏教による祟りと鎮魂・浄化がない、という説。

「運命の法則」 (5月22日・日)
天外伺朗「運命の法則」(飛鳥新社)を読んだ。著者は例のソニー役員。
内容は宗教的、教訓的だが臭くない。むしろ真摯な姿勢で思いが伝わる。
東京に来て以降、漠然と思っていたことを激しく経験した先輩とさえ思う。
運命の大河に従い心の言葉に耳を傾ける。という言葉に納得している。

うな重 (5月21日・土)
GW後半から親戚宅に行っていた義母は、山菜の天ぷらで体調を悪くしたと。
妻も週の後半1.5日会社を休んでいた。週末になり、体調も回復したようで、
夜は外食。いろいろ調べて、近くのうなぎ。70年の歴史があるというお店。
ちょっと薄味。1.5匹分という竹コースうな重は、やはり量が多すぎたかも。

練習写真 (5月20日・金)
FTPが切断されるたびPC再起動を繰り返し、「響」の写真25枚をアップした。
その他、jpgの大文字小文字の間違いやら見られるようになるまで悪戦苦闘。
アップはしたがパスワード制御。「響」メンバー以外は見られないようにした。
表情がいいのは、やっぱり指揮者。顔で歌う。その辺も感じてもらえれば。

FTP (5月19日・木)
「響」の写真を整理してアップロードしようとしたら、すぐに切断されてしまう。
300〜500KB分で中断。ルーターの手動接続も効かずその度にPCを再起動。
ルーターの問題かプロバイダの問題か。サッパリ分からず、どうしたものか。
今までも小さなファイルでも起こったことも。思いつく原因はありませんか?

写真 (5月18日・水)
日曜日、行かせてもらった「響」の練習では、ほとんど写真撮影ばかり。
ようやく整理を始めた。同じような構図はいいものを残し削除していく。
それでも100枚近く。その中からさらにみんなに見てもらうものを選択。
リサイズしサムネイルを作りHTMLにして。こういう記録も必要だろうし。

飲み過ぎ (5月17日・火)
昨夜は飲み過ぎた。今日になって見た日記は誤字と意味不明な内容と。
さすがに修正した。過去の原稿にはなるべく手を入れたくはないのだが。
今日は、勤務先その2で今後の身の振り方について話。結論はほぼ出た。
勤務先その1でも契約交渉中。仕事は忙しく精神的には元気なのである。

渋谷 (5月16日・月)
昔の同僚N氏と渋谷。場所は、キャビア寿司が食べたいという妻の希望。
ここ2ヶ月ぐらいに私は2回目妻は3回目。なぜ、かように気になるのか。
来週には田舎に帰るという。みんなが気にすることは、それは人徳か。
前回も今日も飲み過ぎ。すっかり気分よくなって24時頃タクシーで帰宅。

納骨 (5月15日・日)
朝8:50の飛行機で徳島。母の車で実家。午後1:30、納骨。私は写真撮影ばかり。
暑いほどの快晴。午後は、響の仲間でもある住職に実家で着替えてもらい雑談。
19時から指揮者の自宅で響の練習。23人が参加。借りた楽譜で少しだけ歌って。
終了後は、断腸(だんちょう)、色者(しきしゃ)らと近所で夕食。議論とばか話。

羊 (5月14日・土)
金曜日の仕事帰り、妻と渋谷にあるジンギスカン屋に行ってきた。
薬膳鍋。癖はあるが味はなかなか。ところが今日はからだが怠い。
以前スッポンを食べたときもそうだった。薬膳が効いたからなのか。
それで、帰省の予定を明朝に延期。墓ができて明日納骨なのです。

歴史認識 (5月13日・金)
最近のニュースから、正しい歴史認識。でもそれはあり得ないと思う。誰かの言で、
例えば、幕末の会津と薩長について、後世、歴史認識が一致するなど考えられず。
140年経った同じ日本でさえも見方は全く違う。正しい歴史認識とは、一方の認識の
押しつけでしかない。近隣国が言う歴史認識を認めることも敗戦国の責務なのか。

キャラバン (5月12日・木)
勤務先その1の製品説明でメディア回り。今日はオフィスと最寄り駅を4往復。
相手先最寄り駅からもたいてい徒歩10分近く。総計2時間以上は歩いた計算。
最後は20時前、東西線事故、折り返し運転でなかなか動かず帰社まで時間。
合間にWeb原稿チェックやらデータの送付やら資料の印刷。集中力が持たず。

意識 (5月11日・水)
最近の読書から特に思う。世界は人の意識が作り上げただけではないのかと。
株価は、多くの人が上がると思うから買われて上がる。ニュースは、多くの人が
関心を持つだろうと思われるからニュースになる。ただそれだけ。それと同様、
あらゆる事象は、多くの人がそう思うからそうなっているだけではないのか、と。

「心の時代を読み解く」 (5月10日・火)
GW中、心と宗教性がテーマの「心の時代を読み解く」(飛鳥新社)を読んだ。
AERA現代の肖像に出ていたNEWSやAIBOの開発者、天外伺朗氏の対談集。
倫理、哲学、科学、無意識、美的感受性、時空、宇宙、人格、自我、心理学。
私の問題意識のヒントになる好著。が、これまた内容が難しい。これも再読。

ノートPC (5月9日・月)
10連休にしたGW、仕事に備え、勤務先その1のノートPCを持ち帰っていた。
GW明け初日、そのPCを持って満員電車の中、まずは遠い勤務先その2へ。
勤務先その1に向かう途中、仕事の確認で途中下車。ここでもPCを担いで。
昔は毎日持ち帰っていたPCだけど体力がない。帰りは隣町の激辛担々麺。

「死んだらどうなるの?」 (5月8日・日)
玄有宗久「死んだらどうなるの?」(ちくまプリマー新書)を読んだ。
仏教はもちろん科学の知識から、死ぬということを著者なりに解説。
結局、死後の世界は「ある」でも「ない」でもなく、意識がもたらす
「できごと」だというお話。が、一度では理解できず。再読のつもり。

神 (5月6日・金)
先日、靖国神社に行ったのは、ニュースの現場を見たかったからだけど、
政策の是非はともかく国家のために死んだ人を祀ることが悪いとは思えず。
東京裁判の正当性への疑問とは別に、戦犯であっても祀るのが素直と思う。
それが日本人の感情だと思うし文化とも思う。それを確認したかったわけで。

麒麟の置物 (5月5日・木)
祖父からもらった獅子の置物をバスの中に忘れ、以来ずっと、気になっていた。
父の死後、祖父母のことを思い出すことも増えた。そしてあの置物を思い出す。
先日、中国製の小さな麒麟の置物を買ったのは、あの祖父の獅子を思い出して。
なくしてしまった悲しい記憶は消えないけど、麒麟の置物とともに祖父への感謝。

靖国神社 (5月4日・水)
5月4日、GW東京観光その3というわけで、初めて靖国神社に行ってきた。
午後、参道からゆっくり。粛然としサングラスを外し参拝。資料館も見学。
確かに説明は偏り先鋭化した感。が、それも左とのバランスと私は理解。
特に、人間魚雷や若い戦死者何千枚もの遺影を前に涙が出そうになる。

獅子の置物 (5月3日・火)
多分幼稚園の頃か、母の実家に遊びに行き祖父から獅子の置物をもらった。
その日の帰り、バスの最後部席の後ろに置き忘れ、そのままなくしてしまった。
バスは岡崎行。母に営業所に電話してもらったが出てこなかった。悲しい記憶。
今でも当時の光景も気持ちも覚えている。私にとって、祖父の思い出でもある。

江戸東京博物館 (5月2日・月)
GW都内観光というわけで、両国の江戸東京博物館へ。大きな建物。
遅いエレベータ。まずいコーヒー。とはいえ展示物はまずまず勉強に。
お昼前に出て閉館まで。併設のシルクロード展は行かなかったが売場。
つい麒麟の銅製置物を買ってしまった。帰りは隣駅で降り台湾料理屋。

土方歳三資料館 (5月1日・日)
妻の希望で、電車3本乗り継ぎ日野市にある土方歳三資料館へ。
民家である生家敷地の一角。1990年まで生家は残っていたそう。
庭で子供が普通に遊び庭いじりする家の人も。普通の生活の中。
歳三は歴史だが、現在と繋がっていることを変に実感した次第。


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© 2005 Takashi INAGAKI