[色者(しきしゃ)のぼやき] 第43回
「コーラスめっせ2012」
日時:2012年4月22(日)
2年前に、これまでともすれば東京ならびに関東主導で行われてきた合唱イベントを、なんとか関西から発信していきたい!というコンセプトで「コーラスめっせ」というイベントが開催された。
場所:大阪ビジネスパーク いずみホール
この「コーラスめっせ」は、スタッフ自らが知恵を出し合って講習会やテーマを決めてのコンサートを企画したり、それによる合唱のレベルアップだけでなく、いろんな人との交流も大切にしているこのイベントである。僕はそんな手作り感いっぱいの魅力的なイベントに、いつか「響」も参加させてもらおうと思っていた。
このたび、実行委員長の伊東恵司さんに参加の依頼をいただき、今年の「さくやこのはなコンサート」に出演させていただくことになった。
4月22日(日)の朝は、強い低気圧の通過で大荒れのお天気に!・・・しかしなんとか橋の通行止めもなく、時間通り「TWIN21」に集合してくれた。
少し休憩した後に、いずみホールでのリハーサル。客席で前の団体の演奏をきく。武庫川女子大学付属高校コーラス部が女声版「くちびるに歌を」を歌っていた。2年前に自分たちも取り組んだ曲で、男声合唱ならではの曲と思いこんでいたのであるが、女子高生が真摯に歌う姿はわれわれおじさんたちを凍りつかせるほどのPowerを持っていた・・・ちょっとド肝をぬかれた♪
響のリハーサルは、ほとんどを「歌声に包まれたなら」の動きに費やしてしまった。今日集まってくるメンバーもいたので、今日しかできないと思っていたのだが、もっと青写真的なものを前もって指示しておくべきだったと反省しきりだった・・・ホールの裏でコソッと追加練習して、なんとか形にはなった♪
いずみホールはクラシック音楽専用ホールで、これまでに経験したことのない残響を体感できる素晴らしいホールである。よってあとで感じたのだが、いつもの「響」のように張り切りすぎてハーモニーを崩すパターンでは、聴いてる方がとても心地よく感じないわけで・・・つまり「たいしめ」は歌い慣れすぎていて、ちょっと張り切りすぎた感があり、音がわれていたという指摘を受けた。逆に「Linden Lea」については、落ち着いて歌えたように思う。とはいえ英語の歌詞が相変わらずはっきりしないので、そのあたりをもっと練習しないといけないと感じた。「はらへたまつていくかなしみ」は2月のアンサンブルコンテストでも歌っていたので、一番まとまっていたように思う。pからfに移行していく部分がもうすこし自然にできればよかったのだが。。。最後の「歌声に包まれたなら」は無伴奏トライトーンバージョンだったので、ポップス感を前に出したかったのであるが、このホールにはちょっと不似合いだったようで、響きすぎてリズムがはっきりしなかったのが残念だった・・・まあ、もともとのリズムも怪しかったのではあるが★
まあ、なんとか無事に自分たちのステージを終えることができてホッとした。また、日頃なかなかいっしょに歌うことができなくなった遠隔地のメンバーにも多数参加してもらえて、なによりうれしかった。彼らからすれば少ない練習量で物足りなかったかも知れないが、終わってから「楽しかった!」といってもらえて、本当によかった♪
個人的には、清水敬一先生の指揮で歌わせてもらうこともできたし、楽屋では岸信介先生や本城正博先生とお話することもできて、とても有意義な時間をすごすことができた。この経験をまた徳島にもちかえって活かすことができたらとっ ている。
−2012年6月21日更新− |