[色者(しきしゃ)のぼやき] 第20回

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「第10回 徳島県合唱アンサンブルコンテスト」

日時:2005年2月11日(金・祝)
場所:徳島市文化センター  

「全四国」が終わって2週間もたたぬうちに“アンコン”である。 今年は練習時間がない!ということもあって、 年末のクリスマスコンサートで取り組んだ「Ave maris stella (E.Grieg)」 「Ave Maria Angelus Domini (F.Biebl)」を採用する。 いつものことだが吉森先生の「できれば指揮者なしで!」というご意見と 「オレも歌いたい!」という気持ちが合致し、個人が自主性をもって歌えるまで練習をくりかえした。 (といってもそんなにしてないか?)

グループ名は「聖母(マリア)様を讃える貴公子たち♪」 ・・・これまでの「響」のイメージを払拭するようなネーミングである。 「とにかく本番はみんなでよく聴きながらゆっくり演奏しよう!」というのが目標であった。 半円状になりお互いの顔をみる態勢をとったり、soloを独立させて音楽の奥行きをもたせたり、 いろんな“小細工”にも終始した。。。 その結果、本番は非常にいい響きでもって歌いきることができた。 何より歌っている人間が幸せな気持ちになれたし、会場との一体感みたいなものを感じることができて、 とても満足していた・・・審査結果発表までは・・・。

あ〜〜〜、やってしまったよ!屈辱の「タイムオーバー」。。。 いろんなことに気をとられすぎて、ゆっくりしすぎていることに何の疑問も感じていなかったのは、 やはり自分の責任であったとおもう。みんなに申し訳ない気持ちでいっぱいだ・・・ これからは十分にこういう“初歩的ミス”のないように注意したい。

ちなみに審査員の先生方の講評は下記のとおり。

★草下 實 先生:
芸術音楽は形式的・時間的・空間的側面の統合によって構成される音による表現であることの事例のような演奏である。 個々の技術を最大限に活かし、全体の中に集約されるという理想的な演奏である。 またステージの並び方を工夫することによって、 音響的な奥行きを創るなどの工夫も県内の合唱団に多様な刺激を与えていると思います。

★佐藤 紘子 先生:
貴公子たちにふさわしいやさしい響きの男声アンサンブルで会場の空気がひとつになった感じです。 歌い合わせることが大好きな方々の表情に見とれてしまいました。 どのように練習されているのかと感心ばかりです。 まさしく「マリア様へ」と言ったところでしょうか。

★吉森 章夫 先生:
低い音域になると音程が不安定になるのが気になる。音楽の流れには「勢い」もほしい。 「勢い」も音楽の力だから。2曲とも音楽によどみが生じるのが惜しい。 その他は大変結構でした。


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−2005年10月22日更新−
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