[色者(しきしゃ)のぼやき] 第16回

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「“風、響、香”ジョイントコンサート in 加古川 (2004.1.11.)」

日時:2004年1月11日(日)
場所:兵庫県加古川市アラベスクホール

慣れたもんだのバス旅行
午前5時30分ごろより、学生を中心にメールで団員を起こしていく。 「今、起きました!ありがとうございました。」とすぐ返事をよこす者もいれば、 「今、ラーメン食べてます!ほとんど寝てません。」というヤツもいて・・・ それでも参加者全員をのせてバスは徳島を出発! ついこの前の全国大会でバス旅行は経験ズミ(^^)・・・ 団長から合同曲「富士山」についての細かな指示あり、みんな今頃楽譜に書き留めている。。。 大丈夫かいな(*_*) そうこうしているうちに会場の加古川ウェルネスパークに到着!

アラベスクホール
会場となる「アラベスクホール」に足を踏み入れる・・・ 大きな“木のドーム”という印象で、その場にいてとっても暖かい気分になり非常に落ち着く。 リハーサルも練習室で行った時とまるで異なる響きにびっくり! ホールの残響もすこぶる良さそう♪ 指揮者の位置から舞台上を眺めると、教会にいるような錯覚におちいる。。。 “どうか今日の我々の演奏をこのホールの響きで助けてください” と祈らずにはいられなかった(^_-)・・・ それにしても、舞台の後方にも客席があるのは何となく気になるなぁ〜〜〜(^^;)

怒濤の男声合唱“本番”!
午後1時30分開場。。。 と同時に、かなりのお客様が入ってこられた! 開演前にほとんどの席は埋まってしまった。。。 さすが地元に根ざした男声合唱団「風」さんの集客力はさすがである! 第1ステージが「風」さんのステージなので、 それがすんで第2ステージの「響」の時は“トイレ休憩”状態になったらイヤだなぁ〜(>_<) とか思いながら出番を待つ。 不思議と今回は余裕があったのか、それともあきらめの境地か、 はたまた新しいデジカメを買ったうれしさからか、 本番ギリギリまで自分は写真を撮りまくっている。 「本番直前に1枚撮るでぇ〜!」と言って撮った写真がなんとも恐い“おにいちゃん風”だったのが、 おもしろかった(^O^)・・・

で、「響」の本番。今回の単独ステージの出し物は“男声合唱による日本名歌曲集「ノスタルジア」”である。 「関西デビュー」という緊張感からか、「花」は思ったように声が出ていない・・・ ちょっとアセル(^^;)。チョコチョコ出だしを間違うところもあり、 一体どうなるのか?と不安いっぱいの色者。 でも色者はもっと窮地に立たされていたのである。。。 いつもの表情「超」豊かな指揮に専念しようと思っていたのだが、 懸案だった舞台後方の席に座った人が苦笑している姿が時々目に入るのだ・・・ たぶん僕を見て笑っている!まさか?いや、その通りだろう(=_=)。 それからその顔は凍り付いたままなってしまい、 個性が押しつぶされた状態での苦しい“指揮”になってしまった。。。 団員はとくになんとも異変を感じなかったみたいだが(~o~)。
しかし「この道」「箱根八里」「赤とんぼ」と曲がすすむにつれ、 少しずつ調子をとりもどし(というか、開き直り)、 終曲の「故郷」はみんなのびのびと歌えたのではなかったか。 もうすこし時間があれば、 ホールの響きをもっと味方につけるような演奏ができたのではないかと悔やまれるが、 まあ「関西お披露目」としては、今の響の力量をおきかせできたのではないかな?・・・と、 満足して舞台をおりることができた。 それにしてもこちらの観客の演奏を聴く態度、マナーは素晴らしい! ひさしぶりに緊張感が客席から感じられ、 とても引き締まった気持ちにさせられたいい空間だったように思う。

合同演奏〜アンコール
合同演奏は最近やっと歌い慣れてきた「富士山」。。。1年前の「全四国」の時以来である。 正直言って、リハーサルの時はみんながバラバラだったような、 どこか集中力を欠いていたような内容だった。 しかし、さすが<男声合唱の本番>ともなるとちがう! もはや3団体とも自分のステージは終わり、 全員が心おきなくこの合同曲「富士山」に気持ちが集中しているのがわかる。 100人の男声合唱は、やはり今回の“メインイベント”であったことは間違いない。 この時自分は初めて客席を向いて歌ったのだが、 やはり観客もじっと演奏を聴き入っているのが、こちらに伝わってくる。。。
ホントにいい演奏会であったと思う。 各団の指揮者が1曲ずつ指揮して3曲アンコールを歌った。 自分は今ハヤリとなっている「見上げてごらん夜の星を」を指揮。 うれしいことにほとんどすべてのメンバーが曲の雰囲気ならびに僕の意図を察してくれて、 とても「1回しか合わしてない」なんて思えないような、 ひとつにまとまった素晴らしい演奏だった♪ 30人ぐらいで一生懸命、必死に練習することも必要だけれど、 こういう場にいるとやはり「合唱は楽しむもの」という気分にさせられてしまう!(^^)!

打ち上げ
興奮さめあらぬうちに、場所を加古川駅前のデパート内のレストランに移動し 「打ち上げ」が盛大に始められた・・・ “飲んでは歌い、歌っては飲み”の繰り返しで、瞬く間に全員「酔っぱらい」に(*_*)。 自分も何曲指揮させてもらったことか。。。 最後のほうは何を指揮したのかもおぼえていない(?_?)。 それでもいろんな人と話しできたし、お友達になれたし、メル友もできたし(!)・・・ やはりジョイントコンサートは“実り多い”!このジョイントはまだ始まったばかりだが、 なんとか“ひとまわり”するまでは、自分も頑張りたい(^_^)v

バスにて一路、徳島へ
打ち上げも終わり、午後8時に加古川を出発。かえりにMDの録音を聴いてみる。 バスの中ということもあり、また酔っているという状態も手伝って、 思ったより上手く聞こえる(*^_^*)。他の団員に聴かせてもおなじであった。。。 呑気なもんだ。でもやはりジョイントコンサートは、それぞれの団体にいろんな刺激を与え、 どんどん成長していくエッセンスに成りうることを実感した。 あまりにしすぎてもクビをしめるだけだろうが、出来る限りこれからも出て行こう! と思った・・・かえりは心地よい疲れも手伝ってか、徳島に着くのが早く感じられた。。。 12日が休日で本当によかった(^o^)



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−2004年1月30日更新−
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