[色者(しきしゃ)のぼやき] 臨時増刊
2000年、相生森林美術館クリスマスコンサート
徳島県中東部に位置する阿南市から国道195号線を西に車で約30〜40分。 国体のカヌー競技会場にもなった鷲敷町から、さらに緑深い山の中、清流・那賀川沿いにワインディングロードを西進し、 橋を渡り、川沿いに現れた広場に佇む、その名も森林美術館が、この日の舞台。
「色者のぼやき」臨時増刊。
色者こと指揮者の白神直之が、ご報告します。
- 日時
- 2000年12月17日(日)14:00〜15:40
- 場所
- 相生町森林美術館 展示室
- 出演メンバー
- 指揮: 白神
- Top.: 天野、井元、枝川、志津、藤崎、松永、元木
- 2nd.: 宇都宮、大井、佐伯、原田、藤田
- Bar.: 赤池、秋山、小倉、喜島、藤川、宮本
- Bass: 加本、瀧、藤村、横山、吉田
- 11:00 徳島発
- 各自相生町森林美術館目指して移動。天気は「雨」。運転に注意しなかがらはやる気持ちをおさえて、車を走らせる。 色者は、若い連中(当然オトコ)をのせて、まっさきに鷲敷町まで到着・・・。 ここで食事をしていくうちにドンドン追い抜かれ結局は、ビリケツに・・・トンカツ定食、出てくるのおそい!
- 13:00〜14:00
- 今年の演奏場所は、これまでのアトリエよりも広い奥の展示室。ここも結構天井が高く、残響が長い感じ。 おっと、真ん中に木のおじいちゃん(彫刻像)が仁王立ち・・・この人も団員に入れていっしょに歌ってもらおう。 さてみんな準備にとりかかる。。。ネクタイを忘れた者、バインダーを忘れた者、楽譜を忘れた者、 まだ楽譜を受け取ってない者、いろいろ現れる・・・。 こりゃあ誰や、開演5分まえになって楽譜の整理しよるんは!
- 14:00〜14:40
- 第1部「愛唱曲集」
- 「ガウデアムス」「ふるさと」「アニュスデイ」「源兵衛さんの赤ちゃん」「あわて床屋」「青蛙」 「里の秋」「遙かな友に」。
- 1曲目の「ガウデアムス」は、最初会場の響き具合がわからず大きく出たら、とってもうるさかった。 客席で耳をふさぐ人も。。。で、2曲目からは、落ち着いた感じに。 今回は振り付けさせたらスペシャリストであるティーチャー赤池氏が、保護者会のため欠席。 替わりを団長が努める・・・ところどころ危なっかしいが、なんとか無難に切り抜ける。 かなりの緊張&運動量で、このド寒い中でも一人汗だくであった。。。
- 14:40〜14:50
- 休憩のひととき。しかしくつろげない人物がひとり・・・それはセカンド佐伯氏。 クリスマスソングが始まる前に、サンタクロースになってみんなにお菓子を配らねばならない。 そのための着替えが待っている。なんとか無事終了!
- 14:50〜15:20
- 第2部「クリスマスソング集」
- 「アデステフィデレス」「もろびとこぞりて」「荒野のはてに」「オーホーリーナイト」「赤鼻のトナカイ」 「もみの木」「ホワイトクリスマス」「きよしこの夜」。
- 「赤鼻のトナカイ」の前奏に乗って、サンタの後を追うように入場! 第1部とは違って、透明感あふれる歌声で、厳粛な雰囲気をかもし出す聖歌隊の面々・・・ と書きたいところだが、まるで変わらない。いつもでもどこでもどんなシチュエーションでも、元気いっぱい ニッコニコ!まあ、暗いよりはいいかも。
- 「当日はいろんな打楽器をもってきて、赤鼻のトナカイの時に盛り上げよう!」 と連絡しておいたところ、風鈴から玄関のドアベルまでもってきた団員もいた。。 結局すべての楽器になりそうなもの(?)が登場した!
- 15:20〜15:40
- 第3部「みんなで歌おう!〜全員合唱〜」
- 「見上げてごらん夜の星を」「きよしこの夜」。
- 男声4部合唱をバックに主旋律を歌ってもらう企画。この雨の中でも聴きに来てくれる観客だけに、 みんな大きな声で歌ってくれた。こういう全員合唱が成功すると、合唱してて本当によかったと思う。 それにしても、大きな声で歌う奥様がおいでるなあ・・・と思ったら団員の妻たちだった・・・。 夫連中の合唱を聞くだけでは、物足りなかったというわけか・・・。
- 15:40演奏終了
- 控え室にもどり、充実感とともに、やはり大きな失敗もなく演奏を終えたことに安堵感も広がる。 コーヒー、カステラ、ケーキ、小倉ケーキ、コーヒーケーキ・・・(どんだけ食べとんじゃい!)など、 いろいろいただき、お土産に「ゆず」までもらって満面の笑顔! これで風邪ひいて寝込んでいる家族を置いてお父さんたちも、大丈夫なんじゃない?
- 今回の「番外編」
- 美術館のふもとに、ひなびた小さな温泉がある。 「もみじ川温泉」というのだが、そこへとある団員が「ちょっと浸かって来るわ!」 と同乗者を待たせて行ってしまい、延々1時間30分たってやっと上がってきたそうな・・・。 同乗者の団員は、待ちくたびれたというよりは、中で生きているのかどうか、とても心配になったそうな・・・。
−2000年12月18日更新− |